最近はSolarisを使う仕事が多いのですが、その中で知らずにハマってしまったことがありました。
ハマった原因はというとSolarisに標準で入っているtarで、tarとは圧縮・解凍を行うコマンドです。
Linuxなどに入っている標準のtarはいわゆるGNU tarと呼ばれるものですが、
Solarisに標準で入っているtarはGNU tarとは異なります。
Solaris標準のtarとGNU tarで違うところがいくつかあるのですが、その中の一つとして、
Solaris標準のtarは長いファイル名や深いディレクトリ階層には対応していないことです。
例えば、これがどのように影響するかということですが、
TomcatをSolaris標準のtarで解凍したときに正しく解凍してくれません。
したがって、そのまま作業を進めるとTomcatが起動できないということになります。
私は、解凍で失敗するとは考えてなかったので、Tomcatが起動できずにハマっていました。
では、どのようにするのがよいかということですが、
Solarisの場合でもGNU tar を使うようにしましょう。
Companion CDがインストールされていれば、/usr/sfw/bin/配下にgtarがあります。
インストールしていなければ、GNU tarをダウンロードしてきてインストールしましょう。
何も知らずにSolaris標準のtarコマンドを使ってると思わぬところに落とし穴があります。
Solaris標準のtarには注意です!