2006.03.07

PDFの圧縮でも画像をきれいに変換する

Adobe Acrobat Distiller を使って、
WordやExcelなどで作成した文書をPDFに変換すると、
ファイルがぐっと圧縮されて、ファイルサイズは、
元の大きさの7割から8割程度に小さくなります。
 
しかし、画像を多く文書に埋め込んでいる場合に、
通常のPDF変換を行うと、画像も一緒に圧縮されて、画質が著しく落ちてしまいます。
ですが、印刷のプロパティでジョブオプションを設定すれば、
PDF文書の使用目的に応じた変換処理を行うことができます。
 
そこで、「自分で調べるのは面倒だけど、知っていると便利な」
ジョブオプションをご紹介したいと思います。
 
ジョブオプションの選択は、
[印刷]-[プロパティ]から行います。(図1)

図1:[印刷プロパティ]画面
印刷プロパティ


[Adobe PDF設定]タブをクリックして、ジョブオプションを選択します。(図2)

図2:[ジョブオプションの選択]画面
ジョブオプションの選択

Screen
ディスプレイで見るのに適した変換処理を行います。
元の文書の7割から8割程度の圧縮されるようです。
印刷すると、比較的大きなの画像(例えば、600×800px、72dpi)はがびがびに見えます。
 
Print
通常印刷用、ということでしょうか。
圧縮率よりも、文書の品質が優先されます。
画質のレベルは、「高」に設定されます。

Press
Printよりも高い画質が得られます。
画質のレベルは、「最高」です。
変わりに、圧縮率は非常に低く、元の文書と同じ程度のファイルサイズになります。

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