2008.02.14

机上デバッグ

最近、部の活動としてソースの査読活動というものが行われるようになりました。
以前にも、ごくごく少数のメンバーで行われてはいましたけれど。

人のソースを読むことはとても良い勉強になります。
ですから新規のプログラムを作成してもらうときなどは
よくサンプルを読むように言っています。

しかし人のソースはよく読むけれど、自分のソースを読まない。
こんなプログラマに会ってしまうと非常に残念に思います。

よくオフコンを扱っていた先輩プログラマなどから
一発でコンパイルを通してやるという意気込みで机上デバッグでバグは全部潰す
などという話を聞いたことはないでしょうか?

これは今のようにマシンが一人一台あてがってもらえる環境ではなかったとか、
お客様が使用しない夜間しか使えなかったとか、
いろいろな理由があったようですが、
制限があったからこそ、品質の良いプログラムができあがっていたのだと思います。

現在は動かしながら確認できるデバッグ実行ということもできますが、
これが非常に危険な要素を含んでいます。
実はきちんと動いているように見えて、中ではまったく別の処理が走ってしまっているとか、
たまたまAとBの値が一緒だったから動いていたものの、BがCに変わった途端
動かなくなってしまったなどということもあります。

実際にはすべてのテストパターンが網羅されていれば気がつく問題かもしれません。
しかし、机上デバッグさえしっかりしておけば、
テストの前に発見できるバグがいくらでもあることを忘れないようにしましょう。

ということで、アイロベックスでは机上デバッグは必須です!

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nakamura