システム開発ブログ

異常系の設計に技術力と知識の差が表れる

前田

前田 (2010年11月30日 13:13)
流通システム部 / システム設計 / 品質管理・テスト

どうもこんにちは。
流通システム部の前田です。

今日は、異常系についてのお話です。

システム開発では、正常系と異常系と呼ばれる言葉があります。
これらの言葉の定義は非常に難しい、
といいますか人によっては切り口が違ってくる場合がありますが、
簡単にいうと正常系は、想定している望ましい状況と使い方、
異常系はそれ以外ということになるかと思います。

さて、われわれシステム開発を行うSEは、
設計、実装、検証と工程を経て製品をお客様に提供するものですが、
それぞれの工程で異常系を如何に考慮できているかということが、
製品の品質を大きく左右してきます。

前述しましたが、「異常系はそれ以外」といってしまうと、
正常系以外のあらゆることが異常系ということになりますので、
つまりは、異常系を設計するということは、
ものすごく広範囲の知識を求められることになります。

例えば、弊社でも事例の多いWebアプリケーションを例にとっても、

・ハードウェアが破損したら?
・通信経路が断たれたら?
・OSに異常が発生したら?
・Webサーバに異常が発生したら?
・連携先のシステムが停止していたら?
・予想以上のアクセスがあったら?
・予想以上のサイズのファイルがアップロードされたら?
・数値入力欄に想定していない精度の数値を入力されたら?
・ユーザが想定外のオペレーションを行ったら?
・予定していない種類のブラウザを使用されたら?
・その他もろもろ・・・・

と、様々なレイヤ(層)での正常系"以外"を想定しておく必要があります。

今のアプリケーションは単体で動くというよりも、
複数のレイヤ(層)を組み合わせて作られていますので、
実はそれが異常系設計にもよい効果を持っています。
各レイヤで採用したミドルウェアが、
それぞれが担っているレイヤの異常系を抽象化してくれますので、
そういう点では、ある程度大きな括りでの
異常系分析と設計が可能になっています。

ただ、逆にそれぞれのレイヤに対しては、それぞれの技術が採用され、
また、それぞれの仕様が盛り込まれているがため、
そのそれぞれに対する幅広い知識が求められるのが現在の状況です。

つまりは、異常系を制するためには、
幅広い技術力と知識が必要になる、ということになります。

ゼネラリストとしてSEを目指すならば
得意分野だけではなく幅広い知識を手に入れましょう。
もしくは、幅広い人脈かな?

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