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産業システム部 / JAVA
今回は、J2SE5.0から追加された言語仕様ジェネリクス「総称」について書こうと思います。
◇ジェネリクスとは
ジェネリクスとは、「総称性(Genericity)」「ジェネリック・プログラミング」とも呼ばれるプログラミング技法です。
データの型に束縛されず、型そのものをパラメータ化して扱うことを実現します。
Javaでは、この言語拡張によりコンパイル時の型保証を実現しながら、
型またはメソッドを、さまざまな型のオブジェクトに対して使用できるようになりました。
これが『Collections Framework』に適用されたことで、従来のキャスト操作の煩雑さが改善されました。
では、さっそく『Collections Framework』で、ジェネリクスを利用しない場合と、
利用した場合の例を見ながら、比較してみましょう。
例:ジェネリクスを利用しない場合
List list = new ArrayList(); list.add("aaa"); list.add("bbb"); list.add("ccc"); for (int i1 = 0; i1 < list.size(); i1++) { String sPrint = (String)list.get(i1); //【1】 System.out.println(sPrint); }Listはどのような型のオブジェクトも格納できるコレクションです。利点でもあるのですが、以下のような欠点も抱えています。
格納するオブジェクトの型を限定できない。
限定できないがために【1】のようにget()メソッドで取り出す際に、キャストする必要があります。
よって、コンパイル時に型保証がなく実行時まで問題が発見できないという欠点があります。
しかし、ジェネリクスを利用することによりその欠点を補うことができるようになります。
例:ジェネリクスを利用した場合
List<String> list = new ArrayList<String>(); // 【2】 list.add("aaa"); list.add("bbb"); list.add("ccc"); for (int i1 = 0; i1 < list.size(); i1++) { String sPrint = list.get(i1); //【3】 System.out.println(sPrint); }ジェネリクスは、【2】のようにListを作成する際に、Listとその実装クラスであるArrayListに対して、
<>の中にStringを指定して作成することにより
String型のみを格納できるListとして宣言することができます。
Stringに限定されているため、add()メソッドでListに追加できるオブジェクトはStringのみとなります。
他の型を格納しようとするとコンパイルエラーとなります。
また、 get()メソッドで返されるオブジェクトもStringのみとなります。
よって、【3】のように従来行っていたString型へのキャストが不要になります。
このように、ジェネリクスを利用すればコンパイル時に型保証がされるので、
従来の『Collections Framework』にあった、コンパイル時の型保証がされない問題と、
キャスト操作の煩雑さが解消されていることがわかるかと思います。
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