ilovex staff プロフェッショナルたち
企画マーケティング部デザインチーム

橋本

 

橋本さんのお話の中で「1px」という言葉が良く出て来ますが、それはどうしてでしょうか。

モニタの点の単位をPixel(px)と言いますよね。私の使用しているモニタの解像度は、1900×1200pxですから、228万個の点の集まりという事です。

たとえば真っ白な画面に横10px、縦1pxのラインを描こうと思います。これを上から20pxの位置に引くか、21pxの位置に引くか、でその後の作業に影響が出て来ます。

当社ではWebサイトの構築にはフルCSSを採用しています。CSSではピクセル単位でレイアウトの制御ができます。そのため、その1pxのラインが上のボックスに入るのか、下のボックスに入るのか、でボックスの構成も変わってきます。またラインを画像に含めるのか、CSS でborder指定するのか、でも画像の切り分けを変えなくてはいけません。

1pxの誤差のために一瞬にしてレイアウトが崩れたり、不要なスクロールが出たりします。きちんとした1pxを配置する事が、サイトの品質管理にもつながると思います。

Webサイトだけでなく、モニタに映し出されているもの全ては色をつけられた小さな点の集まりです。それが動いたり意味を持ってくると考えると楽しくなりますね。

Webサイトの中で、トップページのデザインというのはどのようなものと考えますか。

トップページのデザインをする、というのはサイトマップを作る事だと思います。
それまでにユーザー(この場合はクライアント)との打ち合せでサイトの構成図はある程度出来ているわけですから、後はきれいな画像やメニューボタンを作るだけと思われがちです。実はここでサイトの方向性をもう一度組み立て直し、よりクリアにしていくのです。

真っ白い画面の中の黒い点は、たとえ小さくてもとても気になるし、目立ちますよね。
どのコンテンツも目立たせたいのがユーザーの希望です。しかし、どれも強調する事でサイトの一番大切なものを埋もれさせてしまう事になりかねません。そうならないように余白、色面、線、点、に強弱を付けて意味を持たせるのがデザインだと考えます。

仕事に没頭している時の橋本さんの様子を教えてください。

私の場合、まずはPhotoshopで新規ファイルを作成して、しばらく眺めている事が多いです。紙ベースで自分の考えをまとめるという事は、ほとんどしません。視覚的に伝えるものを作るのだから、やはり視覚的に組み立てるのが自然な流れだと思います。

ひとつのデザインにとりかかると、時には睡眠中までも頭の中は全てそのイメージでいっぱいになります。何度も見る、正面から見る、モニタの斜め横から見る、突然振り向いて見る、他のマシンで見る、見る事の繰り返しです。作業時間よりも多かったりします。

これは今自分の作っているものに目が慣れてしまうのを防ぐためです。そしてより良い方向を探すために、頭の中をリセットする時間を作ります。集中してどんどん進んでいるからといって良い物ができるわけではありません。

以前は、画面上でこね回すだけで時間ばかり過ぎる事も多かったのですが、このリセットのタイミングがうまくなったように思います。私が社内でウロウロ歩いている時は、まさにリセット中です。

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