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2005年06月13日

プレゼンテーション

取引先主催で 協力会社が招かれる会合に出かけました。

この会、何ヶ月かに一度行われるのですが、今回は
かの有名な「マ社」が○○戦略について
プレゼンテーションをしてくれるセッションが含まれていました。

プレゼンテーションの最初によくあるシステム開発の
問題についての話がありました。

まず、なかなか興味深い絵を紹介してくれました。

それによると、
○顧客が説明した用件は、
 一本の木の片枝にぶら下がっている3段のブランコである。
○プロジェクトリーダーの理解は、
 一本の木の両枝にぶら下がっている一段のブランコである。
○アナリストのデザインは、このプロジェクトリーダーの絵の
 木の幹の真ん中が切り取られていてブランコがそこに
 宙吊りされている。格好いいけど、実際は、あり得ない絵。
 (現実的でない)
○プログラマのコードは
 ブランコが木に巻きついて地面に置かれていて
 現実的には、作るのは簡単だけれど
 ブランコとしての機能がない。(動かない)
○営業の表現・約束は
 片枝のブランコの上に豪華なソファが載っている。

○プロジェクトの書類は
 木もブランコも何もない。影だけある・・・
○実装された運用は
 木にぶら下がった一本の縄だけ
○顧客への請求金額は
 木で作られたジェットコースター(ハハハ)
○得られたサポートは
 ブランコもなく、木の切り株だけがある。
○顧客が本当に必要だったものは、
 一本の片枝にぶら下がっているタイヤ1コだった。

このサイトで同じ絵をみつけました。

http://www.dashiblog.com/blog/archives/project_comedy_l.gif

なかなかシニカルな絵だなと思いながらも納得しきりでした。

ロンドンコンピューターセンターのニュースレターということなので
インターネット検索してみると、なんと1973年の絵だそうです。
情けないことに、この業界は、30年以上も同じことを顧客から
指摘されているのでしょうか。悲しい。

その後、システム開発者のギャップについて

・今回のプロジェクトは特別という思い込みが
 システム開発者側にある。(なるほど。)

・ムーアの法則(半導体の性能は18ヶ月で2倍になる)
 のような時代には、枯れた技術と新しい技術の間のバランスに
 開発者が苦しむ。(その通り)

・低い再利用性/生産性

・貧弱なコラボレーション

といった話が続き、そこまでは、なかなか面白かったのですが・・・
その後のいつものマ社の、新しい製品や戦略といった話は、
つまらなくて寝てしまいそうでした。

そして何よりも、印象が悪かったことは、あきらかに
使い古しのプレゼンテーション、ジョーク

その上、新製品の実行環境を用意しておきながら、それが
動かないというおそまつ。

動かなくても当たり前、といった態度。

正直、客を舐めているなあと思わざるをえませんでした。

いくら、一流企業といえども、何十人かのお客様を前にプレゼンテーションを
依頼されて、行う人が準備もろくにせずに、そしてそれを
まったく悪く思っていない・・・という傲慢さ。

うまく動かなかった設定以前に、その態度が印象に強く残りました。

プレゼンテーションというのは不思議なもので、本番になると
「あれ?なぜ動かない。」ということは、よく見かけることなのです。
ところが、そういう人たちというのは、本当に、あせって、
申し訳なく思っている様子がわかるのです。

彼の最初の絵は、面白いものでしたが、プレゼン自体は駄目、
そして
彼の会社を宣伝するということが趣旨なのであれば、それは、本当に
まったく逆に悪い印象を残しただけとなりました。

きっと毎日、毎日、日本中を移動して、同じことをし続けているんだろうな。
と思う反面、こういった仕事をしてしまうことが逆効果になると
気づいていないのが可愛そうにさえ思えました。

なぜ、一期一会のセッションで、ありきたりで流すことをしないで
何か「驚き」や「感動」を与えようと
努力しないのだろう。という疑問がわきました。

ALLABOUTJAPANの大人のグルメの伊藤さんがメールマガジンで
何週間か前に書かれていたことを思い出しました。

一流の会社Aが一流の会社Bにプレゼンをするときに出くわして、
その会社Aは、電源コードを忘れてきた。
当日、結局、プレゼンは、できず、お互いに笑ってまた後日を約束した。
私のような小さい会社がこんなことをしたのであれば
即刻、出入り禁止となったであろう。大人の会社同士というのは
いいものだという話でした。

もちろん強烈な皮肉です。

私は、このメルマガを読んだときに、このA社とは、マ社に違いないと
思っていたのですが、やっぱり、その気持ちを強くしました。

むかついたけれど、そんな社員がいるマ社にちょっと同情してしまう
杉山なのでした。
その後は月曜からフィーバー。(つい飲みすぎて金曜と錯覚してしまいました。)

投稿者 sugiyama : 2005年06月13日 17:14

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