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2006年05月09日

家相

お客様がいらしてました。
続けて社内打ち合わせをしていました。

「杉山さん、携帯が何度も鳴ってましたよ。」と
福井が役員室まで携帯を届けてくれました。
見ると実家の親からの電話です。

まさか、おとうさんに何かあったのでは!と
胸騒ぎがして電話すると、出たのは当の父親。

2年前に長島茂雄と同じ脳塞栓で倒れて以来、
言葉も動作も不自由な状態になっています。
ほっと安心したのですが、
何せ、電話では、何を父親が言おうとしているかが
よくわかりません。
ただ、家と言っているようなので、また、家の設計図で
揉めているな、とピンときました。(これまでの話

義妹に電話すると、やはり、例のやり直しをお願いした設計図が
出来上がってきたのでした。
母親が東北に間取りが出っ張っているということにもの凄く怒っている
というのです。
その場所が張り出ていると弟が中気で倒れるとか母自身が寝たきりに
なるなどと言って困らせているようです。

とにかく建築士に相談してみるということになり電話を切ると
今度は母からの電話でした。
「あんた、どこにいるの?」
「会社だけど・・」
「なんで、会社に居るのに電話にでないの!」
「だって、会議してたんだから・・・・」
「・・・。」
そこから凄い剣幕で母の怒りの言葉が始まりました。
東北というのは、ふじわきと言って家の大事な場所なのにそこが
張り出ていること。
逆に西北が引っ込んでいて、両方とも「とんでもなく悪い家相」だと
いうのです。
あげくは、「こんな常識的なことを知らないなんてとんでもない
建築士だ。」
「どうも、あんな若い建築士で大丈夫かと思っていたが・・・」
「嫌がらせだ・・」とわめき散らすのです。
怒り心頭に発している母親に立ち向かうすべがありません。
言うだけ言わせて、電話を切りました。
メールをチェックすると弟からも「助けてくれ」のメールが入っています。

とにかく、家相について調べてみようとインターネットで
検索してみました。
ALLABOUT家相・風水

なるほど、母親が怒っていることも一理あるようです。
気にしない人は気にしないけどね・・・・
「アメリカ人はそんなこと言わないよ。(母の怒りを増す私のとっておきの言葉)」

しかし、今まで祖父母に仕え夫に仕え子育てをしてきた中で、唯一、母が心のよりどころにしてきた想いですからむげに無視もできません。

結局、建築士の先生に相談して張りはなくしてなるべく四角に
なるように間取りを変えてもらうことにしたようです。(弟談)

す・すみません。何度も。(ひたすら建築士に謝るのみです。)
こんなに面倒な家もないでしょうね。なにしろ母は
口先では、「自分が建てるわけじゃない。」「どうせ長くは
住まない」といって打ち合わせには出て行こうともしないのに
(出て行ったらもっと面倒になるのかもしれませんが・・・)
出来上がった設計図を見て逆上したのですから。

母の言うことは、なるべく聞いてあげたいと思っていたわたしですが、
さすがに・・・・言葉がありません。
母ひとり、老後を気持ちよくゆったりとすごさせてあげることが
ここまで大変なことだとは思ってもみませんでした。
しかし、人間って暖かい・寒いといった快適な環境よりも想いを優先するのだろうか?
それが「家相・風水」といったことでも?
たぶんそうなんでしょうね。

ま、母にはこのパワーで長生きしてもらいましょうか。

投稿者 sugiyama : 2006年05月09日 13:49

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