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2006年08月11日
病院の怪
父が救急車で入院したという知らせが母からありました。
こういうことがあると、いつもは「しっかり者」の母なのに
無茶苦茶、動揺して感情的になるので本当に困ります。
今回も、救急車を呼ぶ電話で「3年前の脳梗塞で倒れた者ですけど」
と名乗り、「なんで、わからんかねえ。3年前に脳梗塞で倒れた者です。」
と何度も主張して、義妹に「おかあさん、住所を言わないと・・・」と
注意されていたらしいです。・・・
肺炎だと診断されたそうで、「軽いから大丈夫」と言いながら
夜、付き添いに来るようにという(命令する)のです。
いつもなら、こんなお盆のシーズンですから実家に帰っているのかも
しれませんが、何せ、実家は、改築中で家なし。当社は非常事態突入中、
ということで帰る予定は全くありませんでした。
それでも少しでも母の気持ちを楽にしようとスケジュールを調整して
病院付き添いをしたというわけです。
父は思ったより元気そうで、ひたすら眠っています。
3年前に脳梗塞で倒れたときに、やはりこの病院に入院したのですが
そのときは夜中に寝ぼけて点滴を引きちぎり暴れて大変だったのです。
それで、本来であれば夜間の付き添いは要らないはずなのですが
付き添いがあることが条件での入院となったようです。
隣の部屋の方から「おーい。」「おーい。」と
シツコク看護婦さんか誰かを呼んでいる声が聞こえます。
枕もとにブザーがあるはずなのにわかっていないんでしょうか。
どうも、1部屋おいて左隣のおじさんのようです。
娘さんらしき人が来て「ここはね、○○病院なんだよ。」
「入院しているんだよ。」と説明しています。
病院ですから8時にもなればシーンと静かに寝静まります。
たまに遠くの方でパタパタと看護婦さんの足音、といったものが
聞こえるだけになりました。
全くこんな時間に眠れない私は、一人静かに父の寝息を聞きながら
読書をしていました。
すると、
「助けてくれー。」「助けてくれー。」
という叫び声が聞こえてくるのです。
うるさくて眠れないというほどの大声でもありません。
でも、はっきりと聞こえてきます。
ちょっとユーモラスな声の例のおじさんです。
そのうち
「おかーさーん。」
「おかーさーん。」
などとも叫んでいます。
看護婦さんの詰め室から一番、離れている場所なので
聞こえないようです。
しかし、どう考えても病人とは思えない叫び声にエネルギーと
根性があります。
ま、いいか。どうせ、父のように点滴が嫌で暴れて
ベッドに縛りつけられているんだろう。と思いほっておきました。
すると今度は、右隣のおじさんが「看護婦さーん。」と
立ち上がってドアのところまで来て叫んでいます。
まったく、おまえらは、ベルがわかんないのか!
と思いつつも、しょうがないので詰め室まで歩いていって
「○○○号室の方が呼んでますよ。」
と伝えてあげました。
皆、おじさんです。ボケてるのか、薬のせいなのか・・・?
深刻になれない病院の泊まりでした。
同じ病人なのに、おまけに過去は同じボケをかましたこともある父が
「ありゃしょうがないな。」と笑っていました。
母は母で、看護婦さんから「勝手にものを食べさせないでください。」と
言われているのにもかかわらず、
「餅は消化にいい。」と言って、おかゆ食を食べている父に
安倍川餅を与えています。ほんとうに!
投稿者 sugiyama : 2006年08月11日 13:40
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