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2008年02月09日
「生物と無生物のあいだ」 福岡伸一
生物?
中・高校で学んだ学問に分けるとそうなるのでしょうか。
それにしては、面白すぎるぞ。
それにしても福岡伸一さんって文章がうますぎ。
何に驚いたって、「生命」って頭良すぎ。
と、ここまでテンションが高くなるくらいのすごい本でした。
よく、生命の神秘などという言葉を聞くことがありますが、
わたしにとっては、例えば、そういったテーマのテレビ番組は
観ない。
なにしろ、文系である。
生命、生物・・・うーん。
というくらい無知、無理解、無関心のことでした。
そのわたしが、何故、この本を買ったのでしょうか。
「読み始めたら止まらない極上の科学ミステリー」
この、読み始めたら止まらないという箇所に惹かれたんですね。
なにしろ、最近、本がつまらなくて・・・。
でもこの本、面白い。本当です。
DNAのことも、知っていたのにわかっていませんでした。
実はこの本でDNAのことを読んだとき私が考えたのは、RAIDシステムなんですけどね。
やっぱり、全く違う世界の学問や知識を知ったときに、何か自分の仕事や
自分の知識に繋げてみようとすることがありますね。
それがヒントになって何かを思いついたりもする。
なんかそういったヒントが満載のような気がします。
そして、この本は、知識欲が満たされるだけでなく、その文章のうまさ、筆舌しがたいです。
又、福岡さんの学者人生のエッセイがうまくちりばめられているばかりでなく、
各研究者たちのエピソードが人間くさく興味深い
ものばかりで驚きなのです。
あのノーベル賞を貰った人達がしでかしたことって・・・。
ちょっとマイクロソフトのビル・ゲイツの逸話を思い出してしまいました。
読んでよかった。何度でも読み直してその文章を楽しんでしまう。
そういった珍しい本だと思います。
最後に気になった言葉をあげてみます。
「知的であることの最低条件は自己懐疑ができるかどうかということにある。」
結局、研究者といえど、事実だけを積み上げて推論していくわけではなく、仮説を
もって検証していくんですね。
そんなとき、自分が思っていたことと違う結果が出た場合にどう考えるのかといった
ことなんですが、強情に意思を貫きとおすということが何時でもいいわけではなく、
ときには、その自分の思いが強いが故に事実から眼を背けてしまったり、
大事なことを見逃してしまうことに繋がってしまうわけです。
そういったことをどれだけわかって、曲がらないで検証、仮説をたてていくべきなのか。
結局、どんな仕事もそういった自我との戦いなのかもしれません。
投稿者 sugiyama : 2008年02月09日 17:16
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