気づきの成功学

2011年4月12日  仕事一般  中津川


人生の成功者になるための方法が、全299頁の中に、簡潔に、かつ、多くのノウハウを科学した上で書かれた1冊といえます。著者は、田舞徳太郎氏。中小企業の活性化を目的として設立され、社員教育ビジネスを事業として営んでいる、日本創造教育研究所の代表です。「7つの習慣」にも通じる内容と言えます。

人生とは「選択」である。

このフレーズを読んで、自分のひとつひとつの選択/行動が、とても重要な意味を持つものだと気づきました。

本の中にも出てくる例ですが、「毎日通勤のために通う、家から駅までの道のり」。これも自分の選択のひとつなのです。

駅前の商店街を通るか、商店街の裏の脇道を通るか、「それだけ」の選択で大きな人生の転機となる場合もあります。

そう考えると、自分の選択/行動のひとつひとつが、とても恐ろしく重大なものに感じられてきます。

日曜日の朝、8時に目覚ましが鳴って、「起きる」という人生と、「起きない」という人生。その選択によって、まったく別の人生となってしまう様にも思えてくる様にもなりました。

だからこそ、ひとつひとつの選択/行動を、キチンと行い、1日、1日を目標に向かって、無駄にせずに生きて行く必要があると考える様になってきました。

また、「言い訳」についても興味深い内容が書いてありました。

目標達成の意図が弱いと、そこに「言い訳」が出てくる。
その典型例が、「金がない」「時間がない」「人材がいない」だそうです。

これは、「正に!」と納得の内容です。

「金」は将来への投資、「時間」は無ければ作ればいいとは思っているのですが、改めて思い返すと、「人材がいない」という言い訳を言っている自分に気がつきました。

自分に何が何でもやり遂げるという強固な意志があり、それを人に伝え、協力を懇願しているのであれば、「人材がいない」という言い訳はしない。「人材がいない」という言い訳は、自分がそれをしていない証拠なのです。

成功をつかみ取るためには、一人では絶対に無理です。周囲を巻き込んで、他人を巻き込んでまでも実現させたいという意志が必要だということを、この本を読んで、改めて気づかされました。

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【目次】

まえがき

第1章 自分を妨げているもの
1、人減は素晴らしい価値を持って生まれてくる
2、自分を縛る固定観念
3、「気づき」への筋道
4、気づきの方法

第2章 人生とは「選択」である
1、人生一度きり
2、人生を決定づけるもの
3、運命と立命
4、「選択」に気づく

第3章 責任者と被害者
1、生まれるものと生まれないもの
2、得るものと失うもの
3、気楽な被害者
4、感情の持ち方に気づく
5、否定的感情の正体

第4章 目標を実現するために
1、目標実現の決意と方法
2、顕在意識と潜在意識
3、言い訳で自分を検証する

第5章 目標実現の具体的方法
1、明確にする
2、自分の殻を破って一歩踏み出す
3、いまここに全力投球
4、責任と援助と本気

第6章 袖すれあう縁をも生かせ
1、この世には二つの生き方しかない
2、因縁生起
3、自分史と因縁
4、偉大な成功者

第7章 潜在能力を開発する
1、潜在意識と顕在意識
2、意識下の世界
3、潜在意識を活用する方法

終章 駄目な人は駄目
1、三つのことに気づけばいい
2、生きるとは燃えることである
3、気づきが変革を促す
4、駄目な人はいない

あとがき

気づきの成功学 (Chichi‐select)
田舞 徳太郎
致知出版社
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