プロジェクトマネジメントについて、「マネジメントとは」「マネージャとは」ということから、如何に直面する問題に対処するか、具体策とテクニックを伝授する、そんな本です。
なぜかわからないけどうまくいかないという人にとって、その原因はどこにあり、どのような対策を取るべきか、本質論から具体策とテクニックまで、わかりやすく教えてくれます。
注意したいのは、手法的な部分が明確なので、あまりにテクニックだけを見てしまい、本質を見失うと本末転倒になってしまうので、自分で納得した上で取り込んでいく必要があるかな、と思います。
【目次】
はじめに
重版によせて
この本の構成
Part1. プロジェクトが遅れるわけ
▲なぜ仕事は遅れる丘
▲納期が遅れる6つの理由
・サバを読む納期
・予算と時間をあるだけ使う
・一夜漬け
・遅れは伝播する
・早く終わっても報告しない
・作業の掛け持ち
-- 道草コラム
・マニュファクチャリング(繰り返し型)とプロジェクト型の相違点
・プロジェクトの害虫
-- プロジェクト村の物語
Part2. 科学的サバ取り段取りと親方バッファ
▲プロジェクトの達人による「納期厳守の鉄則」
・現場担当にはサバは読ませない
・サバは親方が管理する
・1つの仕事に集中する
・タイミングを見て施工を進める
・現場でのゼニ勘定を忘れない
・重要な工程に集中する
▲工程表で見る「親方バッファ」と「科学的サバ取り段取り」
・リソースの重複をなくす
・サバ取り
・各タスクから出てきたバッファをまとめて親方に渡す
・納期を決める
-- 道草コラム
・サバ取りの極意
-- プロジェクトマネジメントの慣用句~その1~
Part3. 「あと何日」の進捗管理
▲「進捗率」の定義は人それぞれ
▲「あと何日」で管理する
▲リスクつぶしのための「未来予知訓練」とは
-- 道草コラム
・プロジェクトマネジメントの潮流
-- プロジェクトマネジメント慣用句~その2~
Part4. 【実践編】実践的工程表の引き方「科学的段取り八分」
▲プロジェクトを「デザイン」するODSC
▲ODSCを行う最終目標
▲科学的段取り八分工程表の引き方
▲タスクの適正サイズとは
-- 道草コラム
・クリティカルチェーンにおけるよくある勘違い
▲うまくいかないプロジェクトの共通項目とは
▲マネジャーが目指すのは工期短縮か、コストダウンか?
▲プロジェクトで発生する「追加コスト」と真の儲け
-- プロジェクトマネジメント慣用句~その3~
Part5. マルチプロジェクトマネジメントの極意は「経営」そのもの
▲マルチプロジェクトの極意
▲「ウチは特別」と全員が言う不思議
▲プロジェクトが増え続けるメカニズム
▲プロジェクトの優先順位を経営判断せよ
▲人員の配置は「プロジェクト単位」ではない
-- サバよみ虫の歌
Part6. TOCを使えば「当たり前のこと」ができるようになる
▲クリティカルチェーン経験者の言葉
▲TOC的「問題解決」の手引き
Part7. 事例紹介
▲公共事業の適用事例
▲砂子組のリスク管理活動
-- 道草コラム
・「やる気は生もの」「問題は腐食性」
▲ソフトウェア開発の適用事例
▲ビーイング社のマルチプロジェクトでのクリティカルチェーン事例
▲さまざまな産業分野にも導入が可能
-- 道草コラム
・プロジェクトを成功させる魔法の言葉
あとがき
本書付属のCD-ROMについて
CD-ROMの制限事項・注意事項
参考文献
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