できる人の教え方

2011年6月10日  仕事一般  前田

人に教えるということは、どのような仕事をしていても、また、どのような生き方をしていても、いつかは経験することのように思います。

特別教育関係の仕事でなくとも、また、子供がいなくとも、教える機会というのは、人生で多くあります。

この本では、教えることの技術、考え方を経験談や著者の考えに基づいて書かれており、教育の現場で創意工夫をしてきた著者の信念、知恵が盛り込まれています。

他人への教育だけではなく、自分が学ぶということや、或いは、コミュニケーションスキルとしても活用できる部分が多くありますので、是非一度読んでみることをお勧めします。


【目次】
はじめに

●プロローグ
惜しみなく「教える」ことで人は成長できる

●第1章
「教える」とはどういうことか
1. 「教師たるもの五者たれ」
2. 【学者】100を知ってこそ1を教えられる
3. 【役者】人を惹きつける力をもっているか
4. 【易者】相手の不安をキッパリ切り捨ててあげる
5. 【芸者】学ぶ場を楽しくしてあげる
6. 【医者】思考型か暗記型かを見抜いて教える
7. 教える人は、自分の信念を失ってはならない
8. 教える人は、テイクを期待してはいけない
9. どうしても教える気になれないときは・・・・・・
10. 「いまどきの若いやつ」と言いはじめたら・・・・・・
11. 理想の姿は、相手の「満足度×伸び率」を高めること

●第2章
相手にわかってもらう教え方
1. 教える内容は徹底的に「シンプリフィケーション」!
2. 「論理ブロック」を使えば、わかりやすい説明になる
3. 教える量は少なく。しかし因果関係はしっかり示す
4. 「演習」と「確認」のくり返しで、その場で覚えさせる
5. 皿まわしテストで、覚えたことをしっかり定着させる
6. 超効率的な教え方といえば、スパイラル方式
7. 音読を取り入れて、脳に渇を入れる
8. 「思考力」を鍛えるには、どんどん体を使わせること
9. 安心感と危機感の波が集中力をキープする
10. どんな話もおもしろくしてしまう「間」と「抑揚」のマジック
11. サプライズの要素を盛り込んで、しっかり記憶させる
12. 抽象的なことをわかりやすく伝える、この方法
13. 配布資料には「大事ではないこと」を書く
14. 相手に捨てられない配布資料のつくり方とは?

●第3章
相手のやる気を引き出す教え方
1. 相手のやる気を高める7つの方法
2. 「虎の威を借る」決めの一言で相手のパワーを引き出す
3. ある程度できるようになったら、一度、谷に落とす
4. 相手を「やる気」にさせる叱り方、反発させる叱り方
5. 知らずに、人前で恥をかかせていませんか?
6. 親しくなりすぎたら、圧倒的な力の差をみせつける
7. 聞き手から自分の間違いを指摘されたとき・・・・・・
8. 教える人の「元気」は相手にも伝わる

●第4章
相手のタイプにあわせた教え方
1. まったく質問をしてこない人に対しては・・・・・・
2. なんでもかんでも質問をしてくる人に対しては・・・・・・
3. マニアックな質問をしてくる人に対しては・・・・・・
4. 「おすすめの本を教えてください」と言ってくる人に対しては・・・・・・
5. 「どうすればできるようになりますか」と言ってくる人に対しては・・・・・・
6. 思わずイライラする「できない人」に対しては・・・・・・
7. 「教え方が悪い」とかみついてくる人に対しては・・・・・・
8. こちらの話を素直に聞いてくれない人に対しては・・・・・・
9. 我流にこだわるプライドの高い人に対しては・・・・・・

●第5章
多人数を前にしたときの教え方
1. 集団を教える場合、レベルはどう設定するか
2. かぎられた時間内での「起承転結」のつくり方
3. 教える前の準備はどこまでしたらいいか
4. あがり症を克服するには、どうすればいいか
5. みた目がよくないと、聞く耳をもってもらえない
6. 視線は全体に配ると、その場に一体感が生まれる
7. 雑談は2割におさえ、8割はまじめに教える
8. 相手との共通点は、こうやってみつける
9. 板書は最小限にし、無駄なノートづくりをさせない
10. ホワイトボードに書くときは、映画の「字幕」のように
11. 情報は詰めすぎず、大事なことは最後まで隠す

●エピローグ
20年間、教えつづけてわかったこと

できる人の教え方
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