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Windowsマシンから Linuxの GUIをリモートで使う

Windowsマシンから Linuxをリモートで操作する時、コマンドプロンプトの telnet や TeraTerm, PuTTY等、一般的にはほとんどが telnet もしくは ssh を使っていることと思います。
しかし、最近 Linuxでも GUIの操作インターフェイスを持ったアプリケーションが出てきたりして、都度 Linuxマシンのコンソールに行って操作するのをもどかしく思ったりしませんでしょうか。

実は、Windowsマシンからでも Linuxの GUI(X Window) を操作することができます。
一昔前は環境の整備がかなり面倒でしたが、今ではとても簡単になりました。


用意するもの:Linuxマシン側
 ・ssh-server
 ・GUIデスクトップ環境

まずはリモート操作したい Linuxマシンに sshでログインできるようにしておきます。
また GUIデスクトップが入っていないようなら入れておきます(本末転倒?)
例えば Ubuntu(10.04) Server版は通常はコマンドラインのインターフェイスしか入りませんが、Ubuntu(10.04) Desktop版と同じような gnomeを入れるには、以下でインストールできます。
  sudo apt-get install ubuntu-desktop

また、「Xサーバーを誰でも起動可能」にしておきます。(理解できなくても、ひとまず"おまじない")
Ubuntu(10.04) の場合は
  sudo dpkg-reconfigure x11-common
  ⇒『だれでも』もしくは『Anybody』を選択。

これは手作業で /etc/X11/Xwrapper.config ファイルに allowed_users=anybody を設定しても同じです。


用意するもの:Windowsマシン側
 ・Xming と Xming-fonts ( http://sourceforge.net/projects/xming/files/ )

オープンソースの Windows用 X Window Serverである、Xming と Xming-fonts の setupファイルをダウンロードして自分の Windowsマシンにインストールします。
(あらかじめ puttyがインストールされている場合は無駄かもしれませんが、ひとまずデフォルトのまま plink.exeも入れてしまいます)

また、Windowsファイアウォールがかかっている場合は『C:\Program Files\Xming\Xming.exe』を"プログラム許可"して TCP/UDP 接続可能にしておきます。


では、インストールした XLaunch を起動してみましょう。(Xming ではないので注意)
XLaunchの使い方には大きく分けて 2通りありますが、まず直感的にわかりやすい方で。

Xming1.png
Select display settings では『Multiple windows』を選択します。
Display number には適当な数字を入れておきます。(ここはひとまず 0 のままで可)

Xming2.png
Select how to start Xming では『Start a program』を選択します。

Xming3.png
Enter or choose one X client to Run Local or Run Remote では、Start program に『xterm』、『Run Remote - Using PuTTY(plink.exe)』を選択し、Connect to computer に接続先の Linuxマシン、Login as user, Password には sshでログイン可能な ID/Passwordを入れます。


Xming4.png
それ以降の選択肢は適当に・・・。

Xming5.png
(設定内容を保存しておくと、次回から簡単に呼び出せます)


うまくすれば、数秒待つと『X』アイコンの付いた Windowが立ち上がります。
XmingA.png
一見すると単なる telnetとか sshに見えますが、これが実際にはリモート先の Linuxで xtermというプログラムを実行した結果の画面が Windows側に表示されているのです。(←ここ 驚くトコロ!)
この xtermだけでは味気ないですが、これさえ開いておけば他のアプリケーションは呼び放題です。なお、呼び出す場合は最後に『&』を付けてバックグラウンド実行を指定した方が良いでしょう。


  xeyes &
  xclock &
  gnome-www-browser &   ← Webブラウザ(firefox)が起動
  sudo nautilus --no-desktop &   ←ファイルマネージャが起動
  sudo virt-manager &   ← インストール済みなら、仮想マシン管理マネージャが起動
XmingB.png

どんなアプリケーションが実行可能か、いろいろ試してみてください。


応用編。
XLaunch の最初の画面で Display number に"適当な数字"を入れましたが、この数字を固有(Uniq)にしさえすれば、XLaunch を使って別の Linuxマシンの画面を同時に出したり、同じ Linuxマシンでも別アカウントや、別セッションで画面を出すことも可能です。
XmingC.png


また、XLaunchの使い方のもう一方ですが、最初に起動する xtermじゃちょっと不便じゃん、という場合は、XLaunchの Select how to start Xming では『Start no client』を選択して起動します。
その後、別途 PuTTY等で ssh接続する際に『X11 forwarding』を有効にして『X display location』を設定します。(localhost:[Display numberで指定した数字]
XmingZ.png
これで、PuTTYで sshログイン後、PuTTY内で xeyes & 等が叩けるようになります。

これで少しは Linux管理が楽になりますか。

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