株式会社 D2C
導入事例紹介
提案書の段階で信頼できると判断し、改修に踏み切りました。
株式会社 D2Cさま 従業員数：264名
業種：メディア事業・メディアレップ事業、モバイルソリューション事業など
モバイル広告、マーケティング会社として広告枠の販売、配信、サイト制作を行い、常に業界をリードしてきた企業です。各広告媒体の媒体社の広告会社への広告枠販売を代行するともに、広告会社に対しては、多様かつ複雑なモバイルメディア広告メニューの出稿から掲載を管理し、ワンストップサービスを提供しています。
お客様の声
受発注のやり取りがメールベースが中心となっており、各営業担当が個別にExcel表にて、案件管理を行われていました。各部署の個別のExcel表から予実報告や売上分析なども行われていましたが、各部署ごとに案件の単位や集計方法が異なり、全社横断的な管理と情報共有が十分ではありませんでした。
また、各部署にて個別の売上管理システムや請求書発行システムを別々に導入していたため、請求発行業務が一元化されておらず、人的ミスによるデータの修正確認作業に多くの時間がかかっていました。企業情報など、共通的なマスタデータが一元化されていないため、各個別システム間のデータ連携において変換及び不整合も発生していました。
システム化の背景
大手ベンダーも含め、提案依頼書を元にさまざまな会社に提案を頂きましたが、アイロベックスさんが1番優れておりました。中でも、見積の根拠が明確で詳細まで記載されている点です。見積については、正直根拠がわからず、正しいかどうか疑ってしまうことが多いのですが、アイロベックスさんはその根拠を詳細まで記載し提案書に落としこんでいましたので、信頼してお付き合いができると判断し、システムの改修に踏み切りました。
お付き合いを始めてから驚いたのは、バグが極端に少ないことです。急な依頼で、しかも短納期でスピードを求めた際にもその品質は落ちませんでした。ぜひ、プロジェクトの品質を一定に保つ仕組みを教えてもらいたいですね。
他社に比べ、アイロベックスさんは、我々の要望に親身になって対応し、やりたいこと、作りたいことに一つ一つ丁寧に対応してくれています。小回りがきくところも魅力です。今後もサブシステムの対応等ありますが、信頼できるパートナーとして長くお付き合いいただければと思います。
システムの概要ご紹介
ココがポイント！
- 案件データの一元化
- 案件の進行にリンクした情報連絡
- 請求発行業務の一元化
- 入金消込業務の効率化
- 分析機能の統一化
営業部、事業部、財務部といったそれぞれの担当の方が1件の案件情報を共有して利用するシステムです。案件の進行に沿って、上長への承認申請、事業部への発注依頼などのメールが自動送信されます。
提案から発注、入稿、掲載、完了までの案件情報を中心として請求書の作成、入金の消し込み、仕入入力、支払処理会計システム連携などを行えるシステムになります。
案件データの一元化
案件の提案の段階から、その後の受発注及び進行担当への連携、売上の確定、請求発行業務までの案件情報を一元化し、各部署での案件データの不整合の問題を解決しました。また案件単位で発注、訂正、請求などのタイミングで上長の承認のための、申請承認のワークフローを実装しました。
案件の進行にリンクした情報連絡
案件の進行ステータスの変更にリンクして、上長への承認メール、進行担当への依頼メールなど、案件情報を各上長、各担当チームにメール送信を行いました。
請求発行業務の一元化
請求書作成から発行業務を一元化します。請求書は請求先ごとに案件の集計方法や明細の出力方式が違うため、案件を選択して自由に編集できる機能を備えました。請求書作成と発行の業務権限を分離して不正な請求書発行及び２重請求を防止しています。また請求書フォーマットは、Excelによる雛型を3パターン用意し、ExcelCreatorにてデータを埋め込むことによって作成しています。これによりレイアウトの変更は、Excelの雛型の修正で対応が可能としました。また実際に出力される請求書は、activePDFを利用してPDF変換を行うことにより、文書の改ざんを防止しています。
入金消込業務の効率化
これまで手作業で行っていた入金消込み作業を、請求書データの一元化により入金予定データから入金情報を照合して半自動で消込作業を行える様にしました。また、消込対象の入金予定データExcel表に、消込対象にチェックして取込することにより、一括消込を可能としています。
分析機能の統一化
これまで各部署で個別に集計していた分析業務を、共通化して案件情報からリアルタイムに分析集計結果をWebから参照を可能にしました。また、個別の分析集計業務に対応するため、案件情報を多様な検索条件で抽出してExcel表に出力することも可能にしました。
担当者から
本システムは、案件型販売管理システムと言うことができると思います。案件情報の提案から発注、入稿、掲載といった進行の中で営業部、事業部、財務部といった、それぞれの担当の方が１件の案件情報を共有して利用するシステムになります。
いままでメールのやり取りが、業務の流れの中心となっている運用フローにおいて、利用者の皆様がなるべく負担が少なく、案件情報を共有して利用していただけるよう心がけて作成いたしました。
私自身、いろいろな業種の販売管理のシステム構築の経験はありましたがモバイル広告業界の経験がありませんでしたのでサービスの内容や仕組みを理解するのうえでいろいろなことを沢山の方から、教えていただきありがとうございました。
モバイル広告業界という進化がとても早い業態においてこれからも、多くの方に心地よく利用していただけるよう本システムも進化していけるよう貢献していきたいと思います。
