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スーパーエッシャー展

霜月の 寒さ感じて ヒーターの スイッチポチッと うわ!コゲ臭ぁ!

こんにちは、TENORI-ONが欲しくてたまらない掛端です。

それはそうと、スーパーエッシャー展
これは私に行けということでしょうか…(萌)
時間があったら行ってみたいですよ。

錯視系の絵は面白いですよね。
見えてくれば何ともないのに、見えてこないと普通に見える。
パッと見ただけでは何とも無いのに、じっくり見ると違和感を覚える。

何かに似てますね。

皆さんは『ゲシュタルト崩壊』という言葉をご存知ですか?
決してゲシュペンストではなく (スーパーロボット大戦!?)
美味しくないタルトではなく (下衆タルト!?)
デス・カルトでもありません (もぅワケ分からない)
しかも、微妙にエッシャーとは違う路線です (笑)

人間も含め、基本的に動物は動いているものを認識する方が得意です。
いわゆる「動態視」や「運動視」というものです。
実際、犬などは目先で止まっているものより、
遥か遠くにある動いているものを認識する方が得意です。

よく何となく文字を見つめていたら「あれ?」と感じたことはないでしょうか?
いつも見ている文字なのに、全然違う何かに見えたりしたことはありませんか?

静物を見つめていると、脳内での決まった形が当てはまらなくなることを
ゲシュタルト崩壊と言います。

これは意外と絵を描く上でも結構意味があります。
パースや陰影等の描法は、
全て奥行きをあらわす「動的」な手法です。
キャラクターはキャラクター、背景は背景してもらわないと困ります、えぇ(笑)
まぁ、ある意味ゲシュタルト崩壊を誘発する漫画とかあったら、
それはそれで天才というか鬼才というものなのでしょうけど…。

何か難しい言葉ですけど、
基本的に薄っぺらく描けば、簡単にゲシュタルト崩壊を再現できます。

例えば、「川」を描いてみましょう。
「川」を描くぞ!と意気込んで、2本の対になった波線を描いてください。
ただし、ここで「川」と判断できるような特徴をつけては駄目です。

さて、貴方本人が「川」を描いたのですから、それは川以外の何でもありません。
むしろ「川」を描いたのですから、「川」以外では困ります。
では、描いた川を暫くじっくりと眺めてみましょう。

…それ、川ですか?

ここで「川」以外に見えた人は見事に崩壊してます(笑)

さて、
今の文章に矢鱈と「川」という漢字を書きました。

「川」

…何かおかしくないですか?
こんな漢字でしたっけ?

うぉっ!マジだ! と思った方も見事に崩壊してます(笑)

いやぁ、面白いですね人間って。
セコセコ動いているものを見てると目が疲れるのに、
止まっているものを見るのも苦手なんですね。

何事も中庸が一番って事ですね。 (そうなのか?)





さてさて…。

「シュレーディンガーの猫」ってご存知ですか?

って…何か今回のブログ小難しいな…。

簡単に言うと「生きてもいるし死んでもいる猫」って感じです (略し過ぎ)
検索すれば細かい説明のサイトも沢山あるので、
ここでは極単純に書いてみます。

ここに「絶対中を見ることが出来ない箱」があって、
その箱は「完全防音」で、触れる事が出来ないとします。

音が聞こえればそれで判断出来ますし、
触れる事が出来れば、反応で判断出来ますしね。

その中に猫を入れます。
もちろん餌も水も何も入れずに、です。
そのまま箱を1週間放置しました。

さて、中の猫は生きているでしょうか?みたいな感じです。

一般的に猫が飲まず食わずでどれだけ生き延びられるかは知りませんが、
何にせよ「生きてる」か「死んでる」か、どっちかです。

でも貴方には、それを判断することが出来ません。
そりゃ、見る事も出来なければ音も聞こえない、
箱に触れられないのですから、当たり前と言えば当たり前です。
でも猫は確実に「生きている」か、確実に「死んでいる」状態ですよね。

ここで、ある人が「中の猫は生きている!」と言いました。
そうすると、中の猫は曲りなりにも「生きている」ことになります。
でも、実は箱の中の猫が死んでいたとします。
そうすると「死んでいる猫が生きている」って事になります。

逆に、ある人は「中の猫は死んでいる!」と言ったとします。
箱の中の猫は「死んでいる」ことになりますが、実際は生きてました。
そうすると「死んでいる猫が生きている」って事になります。

…猫にとっては迷惑この上ありませんね (爆)
1週間も待つ前に早く出してくれみたいな…。

こんな感じで「生きてるけど死んでる猫」が完成します。
早い話が「観測者が判断足りうる条件を得ているか」って事ですかね。

似た話で有名なのがありますね。
「誰もいない森の中で木が倒れた、音はするだろうか?」

そりゃしますよね。
重力がある限り、超巨大なスポンジとかαゲルとかで受け止めても、
「モフッ」とかぐらいは音はするでしょうよ。
…まぁ、重力は関係ないのですが…。

答えは「音はしない」だそうですよ。
前述した話もそうですが、これは量子力学の話です。
量子力学の中では「観測者が存在しない場所に、世界は存在しない」
って感じの考え方をします。
ちなみに「世界」とは、いわゆる地球や宇宙ではなく、
概念そのものを指します。

世界が存在しないのに、木が倒れたところで音がするはずありませんよね。

…って…
世界が存在しないという前提なら「木」って何?
大前提を考えちゃいけないのだろうか…?
それとも前提が「誰もいない森で木が倒れる」ことで、
「世界が無い」というのは後発的なもの…?

でも、音がするかどうかっていう疑問の後に、
世界が無くなるとしたら、強制的に結果を導き出したことになりますよね…?
世界が無いのなら「木」が倒れるっていうのもおかしいですよね????

「誰もいない」が前提で、
「木が倒れる」という事象があって、
「音がするかどうか?」という疑問に前提が被ってくるんですかね??
あれ?やっぱり前提で世界が無いことになる…。

音がするかどうか?
    ↓何の?
 木が倒れる音
    ↓どこで?
誰もいない森の中で

かな?????????????

…まぁ…

気になる方は、偉い学者さん等に聞いてみてください(笑)

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