メールマガジン

2007年01月16日
2007/01/16-Vol.00082

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 ─────────────────────[2007/01/16-Vol.00082]─
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□■  「コンピュータシステムはなぜ機能しないのか?」
□■   ~利益を大幅にアップさせるシステム設計の裏ワザ~
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CONTENTS★新宿五丁目通信
     
    
         ★プロジェクト利益を生むコツとは
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◇◆━新宿五丁目通信━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

野崎です、こんにちは。

「内部統制」の話題がマスコミを賑わせています。

金融商品取引法が成立し、上場企業は2008年4月以降に、
内部統制報告書の提出が義務付けられることになっています。

そんな折、中小企業への普及を目指して、NPOが設立されています。
http://www.icao.or.jp/index.html

内部統制というほど、大袈裟なものは必要ないと思いますが、
分かり易く、追跡しやすい社内ルールの明文化は必要ですね。

「社内を『見える化』する視点」で整備すると効果がありそうです。
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◇◆━今回のテーマ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

 プロジェクト利益を生むコツとは

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企業収益の改善、設備投資の増加の波に追われ、IT業界の皆さんは
ただ今、フル回転中でいらっしゃるかとも思います。
例外なく、当社も、仕事に追われる日々が続いています。

正直、仕事は「ありすぎても大変」といった気もします。
もちろん、無ければ、無いで、もっと困ってしまうのですが・・・。

「仕事が無いとき」「仕事がありすぎるとき」

こういった異常時に、「企業の真価が問われるのではないか。」
と思っています。

今回は、このメルマガのタイトルにまさにドンピシャ!
皆様、お待ちかねの「利益を生むシステム設計」についてご紹介します。

一つ。 見積り時点で間違っていれば、どう頑張っても利益は出ない。

 これには、金額だけでなく、スケジュール、メンバの選択も入ります。

一つ。 上流工程でいい加減に美味しい話をしていると取り返しはつかない。

 美味しい話をしなくても、請け負い側、お客さまのどちらかが
 「甘い幻想」をもってしまうと同じ結果になります。

一つ。 スケジュールは、変わるのが常識である。

 これは、お客さまには、さすがに最初からは言えません。
 もちろん、稼働日の延期は出来ない、というシステムもあります。
 また、いったん合意したスケジュールについては、あくまでも、
 スケジュールを守り通す(?)というやり方も大規模プロジェクトでは
 必要なのかもしれません。
 
 しかし、わたし個人としては、全体スケジュールの中で、
 優先順位が入れ替わったりするのは、通常のことである、という認識です。
 後先になっても、結果として納期に出来れば良いのです。

一つ。 納品後の工数(アフター)が発生しないか、
    発生してもそれがALL別料金ならプロジェクトは成功する。

一つ。 リーダーはシステムを作ることよりもお客さまへの報告・連絡が
    一番の重要事項である。

そして、究極のプロジェクト成功の秘訣があります。
ここに書き出した5つが出来ていなくても、全くOKのすごい秘訣です。

それは・・・

 「作ったシステムが使われないこと」
 
なのです。

怒らないでくださいね。結局、使われるからユーザーから
「使い勝手が悪いと言われる」「機能が足らないと言われる」
「障害が起きる」のです。

使われなければ何の問題も発生しません。

しかし、それは、余りにも空しいことです。

わたしたち技術者は、お客さまが「使ってくれる」システムを
作っているのです。

当たり前じゃないか?ですって。
本当でしょうか?

「使ってくれたら嬉しい」「どうやったらもっと使ってくれるか?」
と、心の底から本当に思っていますか?

思っているなら、バンバン使ってもらって、そして「喜ばれる」
システムを作りましょう。

何を作ったらそうなるか「わからない?」でしょうか。
いいえ、わかっているはずです。

ただ、はっきりと言えることがあります。

本当の顧客満足というのは、納品した直後ではなく、
使っていただいて半年、1年といった長いスパンの後で
生まれてくるものなのです。

わたしたちのプロジェクトが6ヶ月や1年で終わっても、
それは技術者にとっての終了であって、お客さまにとっては
システムを使い始めるときなのです。

わたしが考える「プロジェクトで利益を生むコツ」は、
目先の原価にとらわれず、長期でお客さま満足度を高めること。

そのプロジェクトの成果、評価としてお客さまからの信頼を勝ち取り、
長期のお付き合いに繋がることを目指すことなのです。

つまり、プロジェクト利益としては、「使ってくれないシステム」が
一番儲かるけれども、結局は、お客さまがガンガン使ってくださる
システムを納品することが、一番利益を生むことに繋がるのだ
と思っています。

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■著者紹介
  杉山  淳子(すぎやま あつこ)
  株式会社アイロベックス  代表取締役
 
 SEとして25年のキャリアを持つ。
 SEという職業を誇りに思い、心から愛している。
 
 今の願いは、「リスペクトカンパニー」
 一流のプロフェッショナルにみんなを育てること。

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