2005.09.08

実行可能なjarファイルの作り方

実行可能なjarファイルの作り方をご紹介します。

まず、実行するプログラムを作成します。
ここでは、下記のようなウィンドを表示するプログラムを作成します。

jar1.jpg

プログラムソースは下記のリンクをご覧ください。

SampleMain.java

次に、作成したクラスファイルを含む jar ファイルを作成します。
作成した jar ファイルを実行可能なものにするには、実行するクラスを記述したマニフェストファイルを作成する必要があります。
マニュフェストファイルの中身は下記のように記述します。

Manifest-Version: 1.0
Main-Class: example.SampleMain

実行するクラスの完全指定された(パッケージを含む)名前を、「Main-Class:」属性に設定します。
※属性の設定では、セミコロン「:」の後のスペースは省略できないので注意してください。

作成したファイルに適当な名前をつけて保存します。ここでは、「example.mf」という名前で作成します。

jar ファイルを作成するには、jarコマンドを利用します。
jarコマンドの指定は下記のようにします。
jar cfm 作成するjarファイル マニフェストファイル 圧縮するクラスファイル
例)jar cfm example.jar example.mf example/SampleMain.class

そして、作成された jar ファイルを javaコマンドで -jarオプションを使用して実行すると、
example.SampleMain.class が実行され、先ほどのウィンドが表示されます。
JREがインストールされている環境であれば、jar ファイルをダブルクリックするだけで実行可能です

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