今更だが、Java で実装されたスクリプト言語 Groovy を触ってみたので、ネタにしてみました。
さて、Java 実行環境で動作するスクリプト言語は目新しいものかというと
そうではありません。そういうスクリプト言語や開発言語は、Groovy 以外にもいくつか存在します。
(例えばJythonやJRuby、Smalltalk)
Groovy は、その他の言語とはどのような違いがあるかというと、
Javaの文法や標準ライブラリをそのまま引き継いでいるところです。
Java開発者にとって、利用しやすいスクリプト言語だといえるでしょう。
では、まずインストールの方法を説明します。
環境:Windows XP pro sp2、j2dk1.4.2_07
Groovyのサイト(http://groovy.codehaus.org/ )へアクセスします。
ページ上部の Download のリンクをクリックする。
this site .のリンクをクリックする。
ダウンロードしたいバージョンのリンクをクリックする。
※今回私は、groovy-1.0-jsr-06.zip をダウンロードしました。
ダウンロードしたZIP ファイルを任意の場所に展開する。
展開したディレクトリを環境変数 GROOVY_HOME に設定する。
環境変数 PATH に %GROOVY_HOME%\bin を設定する。
コマンドプロンプトを起動し、groovyと入力し、
コマンドのヘルプが表示されればインストール完了です。
ちなみに、Groovyを動作させるには、j2dk1.4以上が必要です。
Groovy のスクリプトを実行するには4種類の方法があります。
・対話的シェル
・対話的 Swing コンソール
・スクリプトファイルによる実行
・コンパイル済スクリプトによる実行
今回は、スクリプトファイルによる実行で、
おなじみの Hello World を作成してみました。
まず、メモ帳なりのエディタを起動し、
下記のようなコードを入力します。
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println "hello world"
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そして、拡張子を .groovy でファイルを保存します。
ここでは、「HelloWorld.groovy」ファイルを作成
コマンドプロンプトを起動し、作成した「HelloWorld.groovy」ファイルが
置いてあるディレクトリに移動します。
そこで、下記のように「groovy script-name.groovy 」と入力するとスクリプトが実行できます。
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> groovy HelloWorld.groovy
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すると下記のような結果が表示されます。
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> hello world
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今後も、groovyについては調査を進めていくので、
機会があればまた紹介します。