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小説2

1斤3000円の食パンを食べてみました。

いや…安いのと何も変わらんし…orz
高級な舌をお持ちの方には違いが分かるんでしょうねぇ…。



小説はモバゲーにも同時投稿しようかと思っておりま。

あ、ちなみに、
紹介はいいんですが、無断利用は禁止の方向でお願い致します。
色々と面倒なことになってしまうので。

1から読む場合は右側にある『カテゴリー』から『小説』を選んで下さい。
まだ少ないので『最近のエントリ』からでもOKです。

ってワケで
小出し2回目

-- 1話 --



↓↓↓↓



『崇(たかし)か…何だよ人の真似しやがって』

それを聞くと、ただでさえニヤついている口の両端がゆっくりと上がった。

「何だよじゃねぇよ、思春期真っ盛りだなマベチン」

大袈裟に抱きしめるようなジェスチャーをしながら嬉しそうに話す。

何を聞かれたのかは分からないが、独り言が聞こえていたらしい。

そんな大きな声で独り言を言っていたのかと思うと恥ずかしくなってくる。

ちなみにマベチンとは俺のあだ名らしい。

俺の名前、真辺洸輔(まなべこうすけ)が通称マベチンとなったわけだ。

『違うよ。やっぱ出かけるなら今日ぐらいの天気が一番だなって思ってさ』

「あぁ全くだな。物思いにふけるには絶好だ」

そんなに詩人をしていたのか俺は…?

まぁでも、芸術の秋だとか読書の秋だとか言うぐらいだから、

この時期ぐらいそうしてても恥ずかしいことじゃないだろう…。

『珍しいな、お前がこんなに早くきてるなんて』

「あぁ、何か空気が気持ち良くてな、スイスイ歩いてきたら1時間前だった」

何だ、結局こいつも同じなのか。

それにしても1時間前は早すぎるんじゃないだろうか…?

『何だよ、お前も思春期真っ盛りだな』

「…?何で?」

『俺も同じクチで早く学校に着いたんだ、思春期二人組み気が合うな』

「ほぉ!流石我が友!やっぱり俺とお前は運命の下に一緒なんだな!」

パンと小気味良い音を立てて手を合わせる。

どこの学校にも一人はいる茶髪赤点の伊達男…

普段は崇と呼んでいる彼の本名は岩崎崇(いわさきたかし)

何がきっかけなのか、いつから仲良くなったのか正直思い出せない。

まぁ仲良くなるのに努力なんて必要ないわけで、そういう意味では本当の友達なのだろう。

『夜遊び番長かと思えば、朝早くに秋風に思いを馳せる…俺は未だにお前のことがわからないよ』

「不良時々一般人、そんなもんでしょ」

急に後ろから声がした。

...to be continued

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