2004.10.15

Visual SourceSafe(VSS)の設定について

社内では.NET開発でソース管理ツールとして、Visual SourceSafe(以下VSS)を使用しています。
今回はそのVSSの設定を紹介します。

Step1.Visual SourcsSafe アドミニストレータを開き、データベースを追加する。

 [ツール]⇒[データベースの作成]でデータベースの作成を行う。
 データーベースの作成先は作成するフォルダに例えば『vss』というフォルダを
 作成し、そこで管理を行う。

Step2.複数ユーザーによる同一ファイルのチェックアウトを許可する。

 [ツール]⇒[オプション]⇒[全般]タブで選択できる複数ユーザー
 による同一ファイルのチェックアウトを許可するチェックボックス
 にチェックを入れる。
 
 これによって、『○○さん、このファイルをチェックアウトしたいので、チェックイン
 してください。』と言った無駄が省ける。

Step3.ユーザーを追加する。

 [ユーザー]⇒[ユーザーの追加]でユーザーの追加を行う。
 Windowsのアカウント名でユーザ名を登録しないと.NETを起動した時
 に毎回VSSログインダイアログが出てくるので不便である。
 パスワードはWindowsのパスワードとは関係ないのでなしでもOKである。
 
 とにかくユーザーを追加しなければVSSにログインすることができません。

Step4.シャドウフォルダを設定する。

 [ツール]⇒[オプション]⇒[シャドウ]タブでシャドウの追加を行う。
 vssフォルダと同じ階層に例えば『vssshadow』フォルダを作成し、そこを指定する。
 なお、シャドウフォルダの対象は$/にすることが望ましい。
 シャドウフォルダの『ファイルの日付と時刻』項目を変更時刻にする。

 シャドウフォルダの中を見るとわけのわからないフォルダがぎっしり。
 
Step5.プロジェクトごとの権限を設定する。

 [ツール]⇒[プロジェクトに対する権限]で登録されているユーザの権限
 から『D-破棄』を削除する。(チェックボックスのチェックをはずす。)

 この権限を外す事で、ファイルを完全に削除できなくなります。もしも
 の時に復活可能です。

以上、これらが社内で最適であろうVSSの設定方法です。

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コメント (1)

naka:

ローカルの設定も欲しいですね。

「ツール」-「オプション」-「ローカルファイル」の設定は以下のようにしています。

「ファイルの比較」→内容 (ヘルプにも最も確実とある)
「書き込み可能ファイルの置換」→確認
「ローカルファイルの日付と時刻」→変更時刻

変更時刻にしておけば、どの端末で最終バージョンを取得しても、本来の最終変更日時で取得できます。

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