2006.07.27

ASP.netとファイル暗号化の組み合わせの注意

(VisualStudio2005はまだ使っていないもので)
VisualStudio2003に限った症状なのかもしれないが、
ひょんなことから気が付いて調べたのでメモ。

VisualStudio2003では ASP.netのプロジェクトをビルドする際の最終的なバイナリは、
実は直接最終的な格納フォルダ(Webプロジェクトフォルダの binの下)に作成されるのではなく、
“別のフォルダ”で作成された上で、『移動(Move)』によって持ってこられるものらしい。

この仕様のため、注意しなくてはいけないことがある。
VisualStudio2003のビルドで最終的にできあがる ASP.netのバイナリは
“別のフォルダ”での属性をそのまま引き継いでしまうという点だ。

例えば、前出の WindowsXPによる『ファイルの暗号化』についてだが、
実際に VisualStudio(ASP.net)のプロジェクトが存在するフォルダには『暗号化』をかけていなくても、
この“別のフォルダ”に『暗号化』がかかっていた場合は最終的に出来上がるファイルは
『暗号化』されたものになってしまう。
この結果、通常ログイン本人と異なる実行アカウントで動作するように設定されている ASP.netは
『暗号化』されたファイルを読むことができず、正しく動作しないことになる。
・・・うーむ。この仕様はいかがなものか?
 
 
個人的な実験の結果、おそらくこの“別のフォルダ”というのは
Document and Settings\各ログイン\VSWebCache
のようだが、こんなフォルダの属性なんか、普通誰も気にしないと思うのだが。

Dosument and Settings 以下にドカっと『暗号化』を掛けるようなことはしちゃいけませんということですかねぇ。とほほ。(自業自得>me)

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