2007.02.28

脱!赤字プロジェクト!

今回は赤字プロジェクト撲滅について書かせていただきます。

経営者の方々は常に会社の利益になることを考えていると思います。
それは直接売り上げになるものだけでなく、環境作りや外部研修などに力を入れ、
長い目で見て企業と社員両方に利益をもたらすというねらいの上であったりします。
しかし、やはり企業は金銭的な利益が出なければ何も出来ません。
給料も払えませんし、社員に対しての教育などに積極的に費用を出すことが出来ません。
ましてや請けている仕事で赤字が何個も出てしまえば「倒産」というキーワード
も見え隠れしてきます。
ただ、そう簡単に利益は出せるものではありません。
まずは今現状でうまく出来ていない点を改善する事が企業に安定的な利益を生み出します。

1番必要なものは赤字の原因を突き止め消してあげることです。

どうしたら赤字プロジェクトの原因を見つければいいのか?

それは現場の状況を把握することにあります。

今どれだけのプロジェクトが動いていて、どのぐらいのスピードで進んでいるのか?
プロジェクトには必ず納期というものが設定されています。
もし納期までに作業を終了しなければ、そのプロジェクトを終わらす為に予定外の余分な
人件費を掛けることになります。
そして次に請ける予定だった仕事を断らなければいけない状況になることもあります。
無理に仕事を請けたところで同じことの繰り返しで赤字スパイラルにはまってしまいます。
しかし、もし経営者や社員が自分以外の人間が今何をしていて、どんな状況なのかを
把握していればスピードが追いついてないプロジェクトに対して、余裕のあるプロジェクトの
メンバーが助けに行くことが出来、生産性を向上することが出来ます。
また、現場の状況を把握していればトラブルを未然に防ぐことも出来ます。

もうひとつは社員の原価を把握することです。

全員が徹夜し、身体・精神ともにボロボロになりつつ納めたプロジェクトと楽々納められたプロジェクト
この二つを同じ納期通りに納めたプロジェクトとしてみていませんか?
実は、知らず知らずに同じにしているのです。

経営者が現場レベルでプロジェクトの動きをみているのであれば、ある程度は把握できると思われますが、紙での報告、口頭での報告ではどうでしょうか。

予測される報告は、『○○プロジェクトは納期通りに納めされました。多少の徹夜、休日出勤をしましたが、チームメンバ同士が支え合い、なんとか乗り越えることができました。』では、ないでしょうか?

実は、連日の徹夜作業が続き、ここ数ヶ月休日無しで働いていたのにも関わらず。
上記の報告だけでは、現場レベルのプロジェクト状況を把握できないのはおわかりになったでしょうか?

もっと悪い事に、良く頑張ったと、褒めていないでしょうか?
褒められたプロジェクトリーダーは、多少の徹夜や休日出勤をしても、チーム一丸となって、プロジェクトを納期通り遂行すればよいと、勘違いを生んでしまいます。

プロジェクトの真の状況、チームリーダーの勘違い、これらが解決しない限り赤字プロジェクトの撲滅はできません。

では、どうすればよいのだろうか?

それは、経営者が、社員一人一人のプロジェクトに発生する原価を把握すればよいのです。
そうすれば、原価が膨れあがったプロジェクトは、何かしらの問題がある事がすぐにわかります。

同じように口頭で、『○○プロジェクトは納期通りに納めされました。多少の徹夜、休日出勤をしましたが、チームメンバ同士が支え合い、なんとか乗り越えることができました。』
と報告があっても、

本当に多少の徹夜、休日出勤だったのだろうか?
なぜ、徹夜が必要であったのか?なぜ。休日出勤が必要であったのか?
もっと早く手を打てなかったのだろうか?

と、直ぐに指摘する事ができるのです。

それを踏まえ、プロジェクトリーダーは今回のプロジェクトは失敗であった事がわかり、なぜ失敗したのか考えるようになります。
そうすれば、連日徹夜続き、休日なしと言った過酷なプロジェクトは繰り替えされないようになります。

このように、原価を把握する事が赤字プロジェクト撲滅への近道となるのです。


上記の理念の元、弊社では「赤字プロジェクト撲滅」を実行するために、
プロジェクト管理システムXziNetを開発しました。
ご興味のある方は是非ご連絡を下さい。

XziNet(エグジネット)サポート窓口
support@xzinet.com

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