今年は、「カーボンオフセット元年」と云われています。
その理由は、2008年が京都議定書発効初年度であるためです。
「カーボンオフセット」とは、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、
『カーボンオフセット(carbon offset)とは、人間の経済活動や生活などを通して「ある場所」で排出された二酸化炭素などの温室効果ガスを、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業などによって「他の場所」で直接的、間接的に吸収しようとする考え方や活動の総称である。』
と説明されています。
今年は、カーボンオフセットの商品やサービスも話題になりました。
日本郵便では、年賀状を発売し、
JTBでは「CO2ゼロ旅行」の販売を開始。半年で約3,000名が申込みました。
また、市民主導でCO2をオフセットしようという、有限責任中間法人・日本カーボンオフセット(COJ)も立ち上げられました。
既存のビジネスに新たな付加価値を提供しています。
ITにおいても、『グリーンIT』の名のもとに、新たなIT製品やIT基盤の提供が始まろうとしています。
経済産業省では、2007年12月に「グリーンITイニシアティブ会議」(第1回)を開催し、グリーンITにおける産学官の連携の場として「グリーンIT推進協議会」の設立を伝えています。
http://www.meti.go.jp/press/20071207005/20071207005.html
今後、IT導入による環境負荷低減の新たなITサービスの開発に結び付けられたと思います。