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キャンドルナイトとゴキブリの関係

6月21日夜、「100万人のキャンドルナイト」が全国で行われました。
http://www.candle-night.org/m/

当日の夜は、各地で行われているイベントの中継やアーティストによるエコミュージックのライブをテレビで放送しており静かに盛り上がっていました。


でも、エコって非常に難しいですよね。私の周りにはこんなことを言う人も。

「エコバッグは確かにビニール袋の削減になるけど、エコバッグを大量に作っていたら、むしろ無駄になるんじゃない?」


エネルギーの使用量からエコかどうかを判断しようとすると、非常に複雑な要因が絡み合っているように思います。


それはさておき、このキャンドルナイトで重要なのは「はっきりと目に見える」ことです。

もちろん、電気を消してろうそくを一斉にともすという行為がロマンチックであることは重要です。


しかし、ロマンチックであることよりも、一斉にみんながイベントに参加していることが眼でわかることが、もっと重要なことなのです。


こんな逸話があります。


ある塗料メーカーが、ゴキブリの寄らない塗料を開発しました。

塗るだけで効果が得られるわけですから、すごい発明です!


ところが、これに優る商品があったのです。

みなさんご存知でしょう。「ごきぶりホイホイ」です。


ゴキブリが寄らない塗料は画期的な発明でしたが、残念ながら売上では「ごきぶりホイホイ」に圧倒的差をつけて負けました。


「ごきぶりホイホイ」が選ばれた理由は、もちろん効果が目に見えてわかることですよね。

粘着テープにヤツらが捕まっているのが見えますから。

塗料では、実際の効果はもっとあるのかもしれません。

しかし、皮肉なことにそれでは本当に効果があったのかわかりづらいわけです。


つまり、「100万人のキャンドルナイト」も「ゴキブリホイホイ」も人々の心をつかんだ理由は同じというわけです。


人の気持ちを動かすためには、「実際の効果」よりも「目に見える効果」がポイントであるということですね。


というわけで、バグの撲滅が一目でわかるバグ管理のフリーソフト「bug-zero」無料配布中です。システム開発に是非、ご利用ください。

http://www.ilovex.co.jp/info/freesoft/kenshu.html(PCサイト)


さて、無理やりこじつけしたような話とお考えだったでしょうか。

今回は、杉山ではなく、わたくし若輩2x歳の黒木がお届けしました。

Vol.00196

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2009年06月23日 11:30に投稿されたエントリーのページです。

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