■対象
Internet Explorer
■現象
「セキュリティ保護の為コンピュータにアクセスできるアクティブコンテンツは表示されないよう、Internet Explorerで制限されています。オプションを表示するには、ここをクリックしてください...」というメッセージが表示される。主にJavaScriptが組み込まれているページをローカルPC上で表示した時や、雑誌/書籍についているCD-ROMを実行した時が挙げられます。
■解説
Windows XPのサービスパック2(SP2)によって表示されるようになったメッセージです。
メッセージの表示されているアドレスバーの下の部分を「情報バー」と呼びます。
「情報バー」に表示されるメッセージにはいくつかの種類があって、先の「セキュリティ保護の為コンピュータにアクセスできるアクティブコンテンツは表示されないよう、Internet Explorerで制限されています。」というメッセージはWebページからユーザのコンピュータ上のスクリプトやActiveXコントロールが実行されようとしたときに表示されます。
スクリプトやActiveXコントロールというのは、Webページ内でユーザの操作によって表示を切り替えたり、何らかの処理をするための仕組みです。
便利な機能なのですが、ウィルス被害を発生・増加させる原因の一つでもあるのでWindows XP SP2では制御するようになりました。
■対応策
スクリプトやActiveXコントロールが実行されても問題ないWebページであれば、以下の操作をすることで、Webページが正常に表示されるようになります。
操作 【スクリプト・ActiveXの実行を許可する場合】1
情報バーをクリック
↓
ショートカットメニュー[ブロックされているコンテンツを許可]をクリック
↓
問題がなければ、警告メッセージの[はい]をクリック
上記の方法だと、個々のページでブロックされているコンテンツを許可をしなければいけません。Webページを作成していて自分のパソコン上で確認をするときなどに頻繁にメッセージが表示されてスムーズに作業が進まない場合は、操作2を実行すればメッセージは表示されなくなります。
操作2 【スクリプト・ActiveXの実行を全て許可する】
メニュー[ツール]-[インターネットオプション]をクリック
↓
[インターネットオプション]ダイアログ-[詳細設定]タブをクリック
↓
[設定]-[セキュリティ]欄の、 [マイコンピュータでの、CDのアクティブコンテンツの実行を許可する]
にチェック
[マイコンピュータのファイルでのアクティブコンテンツの実行を許可する]
にチェック
↓
[インターネットオプション]ダイアログ-[OK]ボタンをクリック
但しセキュリティが緩くなりますので、ローカルPC上でのWebページチェックが終わったら元の設定に戻しておく事をお勧めします。