今回はFlashで出現する数学について詳しく解説したいと思います。
■数学の世界
座標は右が角度0として反時計回りにプラス。
図の角度はθ。
座標はX軸のプラス方向が右
Y軸のプラス方向は上
■Flashの世界
座標は真上が角度0度で時計回りにプラス。
図の角度はα。
X軸のプラス方向は右
Y軸のプラス方向は下
Flashで角度を計算するときは三角関数をよく使います。
そのときの角度の単位はラジアン[rad]です。※2π[rad]は360[degree]
例)value = atan( 1 ); // value に π/4[rad] を代入。
ところが、MovieClipのプロパティである_rotationに
指定するのは角度[degree]なのです。
例)objectMC._rotation = 45; // ObjectMCは45度回転する。
三角関数で算出した値でMovieClipを動作させたい場合は
[rad]と[degree]を変換しなければなりません。
πは180度なので
例)objectMC._rotation = Math.PI * atan( 1 ) / 180;
と変換します。これで[rad]からMovieClipの回転ができます。
次回はこれを応用した例題をやってみます。