2007.05.14

操作手引書はいつ作る?

先日、一つのプロジェクトが終わりに近づき、ドキュメントの整理とともに、
操作手引書を作成しました。

初めて操作手引書を作成したのですが、その際にふと、
「これを開発の初期の段階で作成すればすごい便利なのでは?」
と、思いました。

なぜこのように感じたかというと、仕様書よりも理解しやすいからです。
実際にコーディングを行う際は、仕様書は必須ですが、
自分が作成する画面がどういう処理をするものなのかは、
操作手引書の方がわかりやすいと思います。

また、操作手引書には、各画面でどのような処理をするのか、どの項目が必須項目なのか、
ボタンを押下するとどのような処理が行われるかなど、
必要な情報が載っているのです。

作成する画面がどのように動けば完成なのか、操作手引書を見ればわかるのです。

操作手引書を初期の段階で、作成する上でも利点があると思います。
それは、ユーザーの気持ちになれることです。
たとえば、一つの画面で複数の処理がなされていて、これは複雑だな、
と感じたなら、実際使用するお客様も同じように感じると思います。

初期の段階でこのようなことに気づくことができるなら、
その画面の見直しなども可能になると思います。

また、プログラムを作成後に操作手引書を作成すると、
システムを客観的に見れないので、説明がプログラマーよりの説明になってしまいがちです。
そうならないためにも、初期の段階での作成が有効なのではと思います。

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jnakamura