2008.02.29

セカンドライフの可能性

セカンドライフには多くの企業だけでなく、選挙事務所や大学までも存在しています。
アイロベックスも1月からセカンドライフに開設されたIT展示会にブースを出展しています。


諸外国では、セカンドライフ上で、企業面接、選挙運動、大学の講義を行っているところがありますが、
日本でも、ようやく様々な試みが行われ始めました。

今回はセカンドライフ上で行われている、新たな試みを紹介したいと思います。

●大学の試み
早稲田大学では、学園祭や講演会などを積極的に行っています。
セカンドライフ上で実施すると、現実社会での実施と比べて、
土地を購入する、工事をするという手間と費用が軽減されます。
また、実際に大学に来ることができない人でも、パソコンさえあれば、
自由に講義に参加できるというメリットがあります。

●選挙事務所の試み
日本の国会議員も選挙事務所を開設しています。
普段私たちは、講演会やインターネット、ニュースなどで各候補者のマニフェストを知ることができます。
しかし、それは一方的なものでしかありません。
セカンドライフ上に選挙事務所を開設すれば、一方的に候補者が話すのではなく、
候補者も有権者も双方向に意見を言い合える場を提供できるというメリットが生まれます。

●企業の試み
日本でも採用のために会社説明会や質問会を行う企業が出てきています。
企業人事、有力企業内定者、また国会議員を招いた就職活動イベントも開催されています。
面接まではまだ行われていませんが、今後の発展が期待されます。


このように、現実世界で行っていたことをセカンドライフ内で実現させることで、
新たな可能性が見出せるのではないでしょうか。

photo
ntakayama