2006.10.20

テストの重要性

最近、あるプロジェクトで単体テスト(PT)・結合テスト(IT)・システムテスト(ST)までを担当する機会がありました。
プログラム作成後のPTでいかにバグを潰しておくことがどんなに重要かがわかります。

PTが完了ないまま次の工程に進んでしまうと、
ITでのテストがうまく行えずテストをしきれないパターンが存在し、
STでのテストも結果として全てのテストケースのデータを流せなくなってしまいます。
そのために設計ミスを発見できない場合もあるかもしれませんし、
スケジュールや本稼動の遅れの原因にもなりかねません。

そこで、『仕様通りにシステムが動くこと』がどんなに重要かは言うまでもありません。
大変ですが、全ての仕様書をペンでひとつずつチェックすれば、かなり確実な確認をする事ができます。
また、作成データも自分が更新したデータであるとわかるようにしておくと、自分自身も他の人もあとでどのデータを使ってテストしたかが一目瞭然です。
テストデータの残しておくことで、チェック項目のテストを行った証拠にもなります。

意外と盲点なのは、『デザイン』です。
画面や帳票でフル桁が表示されない、線がはみ出ている、右寄せになっていない等、プログラム作成者も見落しがちな場合があります。

その工程の中でしっかりとテストを行う。
次の工程に持ち越さない。
品質を守る第一歩はPTの役割が大きいかもしれません。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

photo
matsui