対象システム:ローン申し込みシステム
PHPバージョンアップ
某金融企業さま
PHPのバージョンアップは、セキュリティ強化、パフォーマンス向上、新機能の利用、サポート継続のために重要です。古いバージョンは脆弱性のリスクが高く、最新環境での互換性も失われるため、更新が必要です。
今回は2段階に分けてバージョンアップを行いました。
5系→7系
7系→8系
PHP5系からPHP8系へのバージョンアップでは、多くの非推奨機能の削除、構文の変更、型の厳格化、パフォーマンスの向上などが行われています。特に、PHP7を経由せずに直接PHP8に移行する場合は、互換性の問題が発生しやすいため、事前の調査とテストが重要です。PHPバージョンアップに関するご質問ご相談はお気軽にお問い合わせください。
PHP 5系から7系、7系から8系への変更は大きく、コードの互換性問題が発生しやすいため、一度に更新すると動作確認が困難になります。
段階的にPHPをバージョンアップすることで、互換性を確保しながら移行でき、コードの修正やエラー対応が容易になります。また、リスクを分散できるため、不具合発生時の影響を最小限に抑えられます。さらに、開発・テストの負担を軽減しつつ進められるため、スムーズな対応が可能です。
他システムと連携をしている箇所があったため、そこに影響が出ないように作業を実施しました。
時には開発者の方とのコミュニケーションを密に取りながら、現行の処理を維持したままバージョンアップを完了させました。
差分比較ツールを使用し、修正箇所の一覧および修正した行数が参照できるようなリストを作成しました。
作業を実施した箇所が明確にわかります。