対象システム:店舗管理システム、コンテンツ管理システム
フロントサイトおよびバックエンドシステムのOS・ミドルウェアバージョンアップ対応
某整体サロンさま
従来の環境(CentOS 7、PHP 5、Laravel 5、MySQL 5)はサポート終了やセキュリティリスクの増加が懸念される状況でした。これに対応するため、最新の技術スタックへの移行を行い、システムの安全性・パフォーマンス向上・保守性の向上を実現しました。
OS・ミドルウェアのバージョンアップはシステムの安定運用に不可欠です。バージョンアップに関するご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
本プロジェクトでは、CentOS 7のサポート終了に伴い、安定性と長期サポートが期待できるAlmaLinux 8へ移行しました。また、PHP 5およびLaravel 5は古く、セキュリティリスクやパフォーマンスの低下が懸念されるため、最新バージョンであるPHP 8およびLaravel 10にアップグレードしました。これにより、以下のメリットを実現しました。
セキュリティ向上:最新バージョンの採用により、脆弱性の修正が適用され、安全性が向上
パフォーマンス改善:PHP 8のJITコンパイル導入により、処理速度が向上
開発生産性向上:Laravel 10の新機能を活用し、開発効率が向上
長期的な保守性向上:最新環境への対応により、将来的な技術負債を削減
PHP 5からPHP 8、Laravel 5からLaravel 10への移行において、非推奨機能の削除や仕様変更が多数発生しました。そのため、以下の対応を実施しました。
変更点一覧の作成
PHPのバージョンごとの非推奨関数、削除機能、推奨される代替手法を整理
Laravelのマイグレーション方法、変更されたAPI、パッケージの更新方法をまとめたドキュメントを作成
ソースコードのリファクタリング
非推奨関数の置き換え
Laravelのルーティング・認証・ORMの仕様変更対応
MySQLのデータ型変更に伴う修正
テスト・検証の実施