同じシステムのプログラムの単体テストを何本も行っていると、
違うプログラムに対し、同じ修正が入ることがあります。
コントロールやラベルの位置等々、
特に画面デザインに関するものに多く見られます。
当たり前のことですが、
こういった、全画面に共通で起こりそうな障害は、
そのシステム開発に携わる全員で、情報を共有すれば、
かなり効果的に、減らすことができるでしょう。
デザインや、共通の仕様について、
最初にはっきりと方向性が定められれば良いのですが、
なかなかそうもいきません。
どの画面の単体テストの結果についても、
そのシステムの開発に参加している人全員が、確認できる環境・仕組みがあるのであれば、
自分に該当する障害報告だけでなく、ざっと全体に目を通しておくだけで、
そういった障害を減らすことができます。
また、自分の作ったプログラムをテストするときに、
他のプログラムで挙がった障害を、チェック項目として挙げておき、確認すれば、
共通の仕様、デザインの障害については、本人テストの時点で潰すことができます。
単体テストの結果を共有することで、
全体の品質も上がり、修正にかかる時間も削減できると思います。