2007.02.16

テスト計画を立てる

単体テストをする際、
最初に仕様書を読み、テストの計画を立てます。

ここでいう「計画」とは、
どのようなデータでテストを行うか、
条件を網羅できるようなテストパターンはどんなもので、
何種類あるか、といったようなことです。

簡単なマスタメンテナンス画面や、
入力条件が少ない照会画面など、
仕様書を読むことで理解できるものであれば、
最初に計画を立て、テストを行った方が効率的です。

しかし、仕様書を読んでも、
あまりぴんとこないようなプログラムや、
条件が複雑すぎるプログラムもあります。

そんな時、私ならどうやって計画を立てるかを、ご紹介します。
(SEさんに確認をする場合以外で)

私の場合、とにかく、
プログラムを動かしてみることにしています。

DBの更新処理がある場合は、もちろんDBのバックアップを取った上で、
データをいくつか作成してみます。

もちろん、この段階で障害を発見することもありますので、
漫然と操作するのではなく、自分なりに手順を統一します。

たとえば、データのでき方を見たいだけの場合は、
必ずMaxLength以内の文字数で、タブが移動する順番に入力し、
更新ボタンは一回しか押さない、など。

基本的には、いわゆる「普通」の動かし方をします。

次に、作成したデータをDBレイアウトと見比べます。
そうすることで、どのようなデータを登録してみればよいのかがわかります。

このとき、特に仕様書を読んで、
理解しきれなかったところを重点的に動かしてみると、
だんだん、プログラムやデータの特徴がわかってきます。

そうなれば、後はその流れに基づいて、テスト計画を立てるだけです。

テスト計画を立てたら、手順に沿って、テストを行います。

前述しましたが、最初にテスト計画が立ててしまえれば理想的ですが、
テスト計画が立たない、といって悩むよりは、
少しフライング気味でも、自分で画面を操作したり、データを見て、
仕様を理解してしまう方が、時間が短縮できると思います。

自分で動かせば動かすほど、画面の動きやデータも理解できます。
また、その部分が理解できていないと、
結局はテスト漏れにつながってしまいます。

ただし、ここで、
「さっき動かしたからこのパターンはもう良いや」
などと飛ばしてしまうと、テスト漏れにつながってしまうので、
計画を立て終わり、さあテストを始めるぞ!というときには、
最初から、手順に沿って、テストしてください。

テストを始めた後で、パターンが足りないことに気づいたら、
もちろんそれも追加してテストしてください。

二度手間になるかもしれませんが、
単体テストに慣れないうち、
データの作り方や、パターンが作れない、という人は、
試してみてください。

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