2007.02.23

テストを行う際のデータ

テストを行う際には、
行うテストに足りるだけのデータが必要になります。
あって然るべきデータから、
稀にしか出来ないデータまで様々なケースを想定しなければなりません。

当然あるべきデータの作成は容易です。
例えば最大文字数(桁数)であったり、逆に1文字(もしくはNULL)であったり。
フラグであれば、立てたり立てなかったり。

ここで難しいのが、稀にしか出来ないデータ(想定外のデータ)です。

データの追加更新を行えるプログラムがあれば、
それを利用することで各ケースのデータは作れます。
しかし、それが無かった場合。
直接イレギュラーな値を作成し、そのデータでテストを行った所で、
それが本当に100%あり得ないのであれば、
無駄なテストに時間を割くことなります。

プログラマがデータの整合性を単独で決定するのは、
そのプロジェクトに対し深い理解を持っていなければ、あまりに危険です。

そこで必要となってくるのが、SEへの確認です。
プログラマ本人では決めかねるデータの整合性を確認します。
(もしくは、SEにデータを作ってもらいます)
テストを行った後に、SEにデータについて確認を取ることにより、
そのデータが果たして正しいのかどうかについて悩む時間も減りますし、
限りなく正しい(細かい)テストが可能になります。

地震対策に耐震補強するのは良いですが、
「空が落ちてくるかも」と心配して補強工事する必要はありませんね。

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kakehata