2007.05.28

テストには遊び心も

テストを行う上では、手順と計画が大切になります。

厳密には必要・不必要の区別が無いテストという作業において、
最低限やるべきテスト方法に加え、
経験則的な知識に基づくテスト方法が存在します。

後者においては『知識』が最大のマニュアルであり、
知識無くしては前者、最低限のテストしか行えません。

経験が無い状態で、
必要最低限以上のテストを行うにはどうすれば良いのでしょう。

そこで私は、プログラムで遊んでみることにしました。

桁数や全角半角、入力形式等最低限のテストを行った後は、
そのプログラムで遊んでみます。

遊ぶと言っても、テスト足り得ないデータを入力し、
結果を見て楽しむわけではなく、プログラムに意地悪をするわけです。
プログラムを『○○の作業をする人』と考え、
どうすればこの人を困らせることが出来るだろう、と考えます。
そして思いつく限りの意地悪をプログラムに対して行います。

また、プログラムに対し揚げ足を取ったりもします。
プログラムが行った作業結果に対し、揚げ足を取れる箇所が無いか、
これもまた意地悪な視点で作業結果を見てみます。

こうした視点でテストを行ってみると、
経験、知識に関係なく、意外と細かな不具合に気付きます。
そうして気付いた点をテストの経験として吸収すれば、
次のテストに活かすことが出来ます。

数をこなせば目を向ける点が増えるのは道理です。
経験が無い状態では、こういった遊び心が威力を発揮するのだと思います。

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