「JSTQBソフトウェアテスト資格認定試験」
という資格制度があるそうです。
最近、雑誌(※1)でこの資格の紹介記事を読みました。
参考になることが多かったのですが、
その中でも特に、日ごろ全く意識をしていなかった、
ソフトウェアの欠陥に関する用語について
知ることができたので、紹介したいと思います。
○エラー(誤り)
開発者が犯したエラー(誤り)を指す。
○フォールト(欠陥、バグ)
エラーが原因で欠陥が埋め込まれる。
プログラム、仕様書、ソフトウェア、システムに
埋め込まれた間違いを指す。
○故障(フェイラ)
欠陥のあるプログラムを実行すると、
正しく実行できない。
故障は、環境条件によって起きることもある。
○インシデント(障害・不具合)
実行結果と期待する結果を比較し、
両者が一致しない場合に使う用語。
テストミスも含まれる。
いきなり、これらの用語の定義を明確にして、
使い分けるということは難しいかもしれません。
しかし、用語が統一されていけば、
ソフトウェア開発中に起こった問題について、
コミュニケーションが取り易くなっていくのではないでしょうか。
少なくとも、同じプロジェクト内では、
同じ意味、同じ定義を以って、言葉を選択できれば良いですね。
※1『開発の現場vol.008』(P.140)