今週のアイロベックス

初盆の盆飾り

久しぶりにお盆に実家へ帰りました。
若いアイロベックスの面々には初盆の盆飾りもなかなか珍しいかも(?)と思い、写真に収めてきました。

まずはメインとなる部分。

bon_main.jpg

もうこれを飾るだけで一部屋のほとんどはつぶれました。
もちろん、ひらひらの布や段重ねは業者の方がやってくれました。
私たちがやるのはちょうちん、灯篭、お花、落雁や果物などのお供え物、
などなどです。

果物の乗せ方は最後まで祖母の姪であるおばさんと父とで意見が食い違い。
結局、おばさんのほうがすべて知っているということで上の写真の通りとなりました。
ちなみに父が主張していたのは、片方にりんご、もう片方にバナナと分けるようにすること。しかし、おばさんは両脇に同じように飾らなければだめ!と一蹴しておりました。

さてメインの飾りの両脇には盆提灯です。

bon_toro.jpg

これは兄、叔父さんで組み立て、お飾りの紐は私も手伝いました。
まったく同じものが右側にもあります。
それぞれ兄弟一同とか、親戚のだれそれが祖母のために贈ったもの
となります。私たち兄弟3人からは一番奥の提灯を贈っています。

お次はメインの飾り棚に置いてあったお飾り。
名前がわかりません。とにかく中の青い部分がくるくる回ってます。

bon_mizu.jpg

最後はこれもメインの飾り棚に置いてあった落雁です。

bon_rakugan.jpg

これも祖母のために贈ってくれたもの。
これってお盆が終わったらどうするんでしょう?

実際には写真を撮ったのが12日で本当の完成形ではありません。
まだまだこのほかにも、筒型の吊り提灯が家紋入りと飾り用で4本。
天井に釘を打ち付けて飾ってました。
また、13日にはおままごとセットのような小さなお膳に、
ごはん、煮物、香の物、酢の物、汁物を乗せてお供えをします。
で、15日にはそうめんとお団子。
16日の午前0時には、おにぎりをこしらえて海まで盆送りを行います。
このおにぎり、仏様に道中のお弁当を持たせるという意味だそうで。
昔は海に流していたそうですが、今は禁止されているらしく、
その場でみんなで食べるのだとか。
今回私は家でお留守番係りだったのでこのときの写真はありません。

それにしても、お盆がこんなに忙しいものとは!
盆飾りや毎日のお供え物。お花の水遣り。
そしてひっきりなしに来て下さるお客様の対応・・・
初盆に限らず、仏壇のある家では、
毎年このような行事が行われるのだなぁと実感しました。
毎年お盆を避けて帰っていたのですが、
これまであまり手伝いもしてこなかったことを改めて反省。
う~ん。航空券がもっと安くなるとよいのですけれど。

編集後記
盆送りという言葉を初めて耳にしました。
うちの両親の実家ではお盆でも豪勢な装飾などせず、 ただ墓参りのみで済ますため大変新鮮に感じました。

次回8月29日の担当は新井です。お楽しみに!

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