今週のアイロベックス

つぼ

最近、つぼにはまっています。
壷ではないです。
いわゆる「経穴」です。

社会人になってからというもの、慢性的な肩こりに
悩まされています。
マッサージや整体に行くにもお金がかかるし、
お金をかけず手軽にできる肩こり改善方法はないかと考えました。
そして、行き着いた先が「つぼマッサージ」です。

では皆さん、せっかくの機会なので、
「つぼ」について勉強してみましょう。

○つぼとは?

つぼとは「最も重要な」という意味を持っています。
「話のつぼを得た」なんていいますよね。
この言葉はここからきているんだそうです。
体内のエネルギーが循環する道筋のことを「経絡(けいらく)」と呼び、
内臓に病気が発生するとその臓に関係する経絡に異常が発生します。
その中で特に反応が強い場所が「経穴(けいけつ)」、
つまり「つぼ」というわけです。

よくテレビ番組で、タレントが足裏マッサージを受けて
激しく悶絶しているシーンを見かけますよね。
つまりはそのつぼに繋がる内臓が弱っているということなんですね。
可愛そうに・・・。

ちなみに、人間の体には365のつぼがあり、
12ある経絡に沿って配列されているそうです。

○つぼの見つけ方

次の三つの反応が現れるところがつぼです。
「圧痛がある」
・痛いけれど気持ちよさをともなうもの
・押すとかえって痛みが強くなるもの
この2種類のうち、後者の場合は、その局部が炎症を
起こしている場合があります。

「硬結(コリ)がある」
つぼの周辺を押すとコリコリしたしこりがあります。

「皮膚に張りがない、くぼみやすい」
張りがなく、指がくぼみに落ちるような感じのするところ
があります。

○指圧

つぼマッサージの最もポピュラーな方法が指圧です。
指圧にも効果的なやり方があります。
やたらめったら強く押せば良いわけではありません。
間違ったやり方をしては単に痛いだけです。

指圧は「指で圧す」という単一の手技しかありませんが、
体質や体力などに合わせて角度や強さ、
時間や回数を調節することで、さまざまな症状に
対応することができるという特徴があります。

圧し方のコツは、
・体全体で圧す
・指は手前に引くようにして圧す
・体の中心方向に向かって圧す
の三つの点を意識すると良いでしょう。

指先だけで力をかけると逆に痛いだけになり、
指を向こうに向けて指圧をすると、力が逃げてしまって、
つぼにうまく圧がかからなくなってしまいます。
また、体の中心に向かって圧すのは指圧療法の原則です。
後は「良くなれー」と心を込めれば効果倍増です。


最後に手軽に指圧できる、手にあるつぼを紹介します。
・合谷(ごうこく) :手の親指と人差し指のまたのくぼみ。
身体の痛みを緩和する働きがあります。

・労宮(ろうきゅう):手のひらを上にして軽く握り、
中指の先端が手のひらにあたるところにあります。
中指の骨のふちを押します。
ストレス、集中力アップ、物忘れに効きます。

・曲池(きょくち) :手のひらを上にして、肘を曲げたときに
できる内側の横じわの線上で、親指側の先端にあります。
眼精疲労、視力低下に効きます。

最近お疲れの皆さん、つぼでリフレッシュしてはいかがでしょうか。

編集後記
つぼリフレッシュは確かに経済的ですね。
みなさんもいろいろなリフレッシュ方法を試してみてはいかがでしょうか。

次回9月20日の担当は西槇です。お楽しみに!

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