システム開発のアイロベックスは、創業を迎えるプロフェッショナル集団です。
暑い夏も終わり、やっと最近過ごしやすくなってきました。 夏の気温は年々暑くなっていると感じるのは温暖化のせいでしょうか、それとも歳のせい?
数年前になりますが、夏休み中のことです。 当時私の家にはクーラーがなく夏休みだというのに部屋の中で蒸されていました。 暑さのためほとんど眠れず夜も昼もない状態です。
「いかん。生きたまま死んでる。」
とふと思い、テントのみバイクに積んで出かけました。
目的地は信州。天然クーラーで安眠ゲットが目的です。 地図上では八ヶ岳の麓にキャンプ場が幾つかあるようなので、 「どこか泊まれるだろう」ぐらいの勢いで走り出します。
しかし、途中下道を好んで使ったため、八ヶ岳の峠道では辺りは暗く、 麓の目的地付近では真っ暗闇。キャンプ場など発見できません。 「適当にテント張れるところは・・・ないな。」 辺りは高級な別荘地帯。速攻で通報されそうです。
仕方なく山の中へ。村から追い出され山賊になった気分です。 峠道には幾つか駐車場があり、その一つを借りることにしました。 涼しさは満天、平地とは別世界です。 闇夜の中、ライトを頼りにテントを張り、 「今日こそは安眠」を目指してとっとと寝に入ります。 しかし、暑さとは別の障害が・・・
まず、カップルの乗った車がやってきました。 エンジンをかけたまま中で何やら喋っています。
「ま、駐車場だからね。しかし眠れん。」
しばらくしていなくなりました。 次に現れたのはどうやら天体観測をしにきた一団。何やらやっています。 「気になって眠れん。」 これもしばらくしていなくなりました。
「やっと静かになった」とほっとしていたところ、今度は森の中から「キーキー」と獣の声が。
「猿(?)なんて信州にもいるの?」
続けて「カサカサ」と藪を掻き分ける音。 しかも近づいてきます。さすがに気になり藪の中をライトで照らすと音が止みます。 テントへ戻ってしばらくするとまた「カサカサ」。 そんなやり取りを2,3回繰り返したところで面倒になり無視することにしました。
しかし「気になって眠れん」。 しばらくするとその音もなくなりました。しかしなかなか寝付けません。 天然クーラーは快適なのですが、どうやら地面が平らでないのが敗因のようです。 登り道途中の駐車場のため、思いっきり斜めです。
「うーん、まさかこんなに影響しようとは。」
寝付けないので外へ出て一服。そこには満点の星空が広がっていました。
結局浅い眠りのまま普段では考えられない時間に起き出し、しばし日の出を鑑賞。 そして朝一の誰もいない山道を思いっきり堪能しました。 いやこれはホントに気持ちよかった・・・眠いけど。 その後は車山から美ヶ原高原を回って帰路につきました。 結局家に着くやいなや蒸し部屋の中で爆睡したことは言うまでもありません。
ま、何事も計画的に行うのが目的を達成する最適の手段というころで、 しかし予想外の出会いは行き当たりばったりが良い・・・かも。
次回10月11日の担当は松井です。お楽しみに!
暑い夏も終わり、やっと最近過ごしやすくなってきました。
夏の気温は年々暑くなっていると感じるのは温暖化のせいでしょうか、それとも歳のせい?
数年前になりますが、夏休み中のことです。
当時私の家にはクーラーがなく夏休みだというのに部屋の中で蒸されていました。
暑さのためほとんど眠れず夜も昼もない状態です。
「いかん。生きたまま死んでる。」
とふと思い、テントのみバイクに積んで出かけました。
目的地は信州。天然クーラーで安眠ゲットが目的です。
地図上では八ヶ岳の麓にキャンプ場が幾つかあるようなので、
「どこか泊まれるだろう」ぐらいの勢いで走り出します。
しかし、途中下道を好んで使ったため、八ヶ岳の峠道では辺りは暗く、
麓の目的地付近では真っ暗闇。キャンプ場など発見できません。
「適当にテント張れるところは・・・ないな。」
辺りは高級な別荘地帯。速攻で通報されそうです。
仕方なく山の中へ。村から追い出され山賊になった気分です。
峠道には幾つか駐車場があり、その一つを借りることにしました。
涼しさは満天、平地とは別世界です。
闇夜の中、ライトを頼りにテントを張り、
「今日こそは安眠」を目指してとっとと寝に入ります。
しかし、暑さとは別の障害が・・・
まず、カップルの乗った車がやってきました。
エンジンをかけたまま中で何やら喋っています。
「ま、駐車場だからね。しかし眠れん。」
しばらくしていなくなりました。
次に現れたのはどうやら天体観測をしにきた一団。何やらやっています。
「気になって眠れん。」
これもしばらくしていなくなりました。
「やっと静かになった」とほっとしていたところ、今度は森の中から「キーキー」と獣の声が。
「猿(?)なんて信州にもいるの?」
続けて「カサカサ」と藪を掻き分ける音。
しかも近づいてきます。さすがに気になり藪の中をライトで照らすと音が止みます。
テントへ戻ってしばらくするとまた「カサカサ」。
そんなやり取りを2,3回繰り返したところで面倒になり無視することにしました。
しかし「気になって眠れん」。
しばらくするとその音もなくなりました。しかしなかなか寝付けません。
天然クーラーは快適なのですが、どうやら地面が平らでないのが敗因のようです。
登り道途中の駐車場のため、思いっきり斜めです。
「うーん、まさかこんなに影響しようとは。」
寝付けないので外へ出て一服。そこには満点の星空が広がっていました。
結局浅い眠りのまま普段では考えられない時間に起き出し、しばし日の出を鑑賞。
そして朝一の誰もいない山道を思いっきり堪能しました。
いやこれはホントに気持ちよかった・・・眠いけど。
その後は車山から美ヶ原高原を回って帰路につきました。
結局家に着くやいなや蒸し部屋の中で爆睡したことは言うまでもありません。
ま、何事も計画的に行うのが目的を達成する最適の手段というころで、
しかし予想外の出会いは行き当たりばったりが良い・・・かも。
編集後記
男の一人旅というものは経験がないので少しやってみたい気もします。ですが、布団がないと眠れない性質なので野宿はあまりしたくないですね。
次回10月11日の担当は松井です。お楽しみに!