今週のアイロベックス

情熱

先日、船井総合研究所が主催する、情熱経営フェスタに参加しました。
全体的な感想としては、とても良かった。
”経営”という言葉があったので、会社員の私に理解できるかな???と思いましたが、
「情熱を持って働くこと」という話がメインだったので、とても聞きやすく感じました。

このセミナーでは、4人の講演者が各1時間程度お話されました。
どの方の、講演もわかりやすく、且つユーモアがありました。
4時間のセミナーは、休憩が入ってもしんどいだろうと予想していたのですが、
とにかく面白くて、もっとお話を聞きたくなるようなセミナーでした。
各講演者は、著名な方ばかりで、話を聞く機会は色々な場所にあると思うため、
今回はオープニングアクトを行った、コモンビートについて、少し書いてみます。

情熱経営フェスタのオープニングアクトとして、
特定非営利活動(NPO)法人コモンビートがミュージカルを披露していました。
この団体の副理事長を務める方は、私の昔の知り合いでした。
彼女が、コモンビートをやりたいと言い出した頃、知り合いになり、
その後数年間、連絡も取っていなかったので、
会場で、私を見つけた彼女は、驚いていたようでした。

少し、話をすることができたのですが、彼女から、こんな言葉を投げかけられました。

 「一生懸命やっていたら、こんなになっちゃったんだよね。」

一人で、コモンビートをやると決意し、それが、周りの人の心を捉え、
今では毎年日本各地で公演を行い、延べ観客数が2万人にもなったそうです。
ミュージカルをつくるのは、どこかの劇団員ではなく、普通の社会人や学生だそうです。
実際、今回の公演でも、200人ぐらいの人が出演したそうなのですが、
みんな仕事をしたり、学校へ行ったりしながら、週末を利用して、
4ヶ月ぐらいの練習で公演までこぎつけたということでした。
コモンビートの目的は、ミュージカルの公演をすることではなく、
ミュージカルを作り上げることを通して、人材育成をしたいということだと聞きました。
この目的に、共感する人が出演者になり、サポートを行うことで、
活動を広げてくることができたようです。

ミュージカルのテーマは、「違うからこそ強くなれる」ということで、
別々のカラーの人達が、分かりあって共生していくことを描いていました。
短い時間でしたが、しっかりとしたストーリーがあり、とても感動的でした。

この公演を見て、副理事長と話して、一人の思いが、大きな動きを起こせることを実感しました。
また、その思いを信じて持ち続けることによって、周りに感動を与えられることが分かりました。
ミュージカルの後の、4人の講演の中でも、思いを持つことの大切さや、
思いへの努力を続けることの大切さが多く語られました。

私の「情熱」について考えるとても良い機会になりました。

■情熱経営フェスタ2007
 ⇒http://www.jonetsu-festa.jp/

■特定非営利活動(NPO)法人コモンビート
 ⇒http://www.commonbeat.org/

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