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お正月の料理のナゾ

皆さんは今年のお正月、どのように過ごされましたか?

実家に帰省したり、久しぶりの友人と再会したり、人それぞれだったかと思いますが、お正月に欠かせないものと言えば、おせちやお雑煮といった料理ではないでしょうか。


おせち料理には、それぞれに由来があることは有名です。

例えば、数の子は「子孫繁栄」、きんとんは「豊かな生活」、伊達巻きは「華やかな生活と文化の発展」を祈って、おせち料理に欠かせない存在になっています。


また、お雑煮には、お餅を入れて食べる習慣があります。

農耕民族である日本人の間では、米などの農作物は「神様の力の賜物」と考えられていました。

そこから、「神様の力が込められたものを食べる」という意味で、お正月にお餅が食べられるようになったと言われています。

ちなみに元々は、その「神様の力がこもったお餅」のことを「お年玉」と呼んでおり、そこから転じて、お正月に子供がもらうお小遣いのことを「お年玉」と呼ぶようになったと言われています。


さらに、お餅の形は、地方によっても異なります。

細かい違いはありますが、「関東は角餅、関西は丸餅」といったように大別されます。

関東の餅が四角い理由として、「人口の多さ」が挙げられます。

19世紀頃には120万を超え、世界一の大都市となっていた江戸。

それだけ多くの人がお餅を食べるには、切る作業が大変になります。

そのため、縦横に切るだけで良いという理由から、関東では角餅が定着したと言われています。

一方で、関西で丸餅が定着した理由としては「げん担ぎ」があります。

「今年一年、円満な家庭生活が送れるように」ということから、丸餅が定着していったと言われています。


編集後記


毎年何気なく食べているお正月の料理には、深い意味がありました。
お正月においしい料理をいただいたので、2008年も元気に張り切っていきたいです。



次号01月15日の担当は峯村です。お楽しみに!

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