今週のアイロベックス

スピーチの作り方

アイロベックスでは、月曜日の朝、全社員が集まって朝礼を行っています。
5分間のライトニングトークスのようなものがメインになっています。
毎週社員2人が、自由なテーマで話をします。
仕事・趣味・最近の出来事 など、様々なテーマで話をしています。

テーマが自由というと、何でも話せるような気がしますが、
自由というのは厄介なもので、テーマを決めるだけでも多くの時間がかかります。

今はもう大丈夫ですが、朝礼の順番が回って来るたびにドキドキしていました。
理由は、「話すことがない」からです。
社員だけですが、40名の前で話をするには、それなりの覚悟が必要です。
時間を無駄にしない為、何を話そうか考えるのですが、
宣告を受けて、数日で"話を作る"ことは、至難の業です。
何度も朝礼の洗礼を受けている私は、だんだん落ち着いて発表できるようになっていますが、
朝礼の練習に立ち会ったりすると、朝礼が大きな負担になっていることは、強く感じます。
できるだけ、ヒントを挙げられると良いなと思い、
最近は日々、ネタ探しを常々行っています。
1つの方法として、本屋で興味のない種類の本の売り場を覗くようにしています。
本屋に行ったついでに、ウロウロとしてくる。
そうすると、無意識に色々な情報が入ってきます。

そんな中、ヒントになりそうな本を見つけたので、紹介します。

『「今日の出来事」で話す朝礼スピーチ366日』

日付ごとに、その日にあった出来事が書かれています。
そして、その出来事から導き出せる教訓がスピーチ例として、掲載されています。
例えば、こんな感じ。

 日付:10/27
 出来事:吉田松陰が獄死
 スピーチ例:グループ活動が解散しても尊敬しあう仲間であり続けよう・・・・

出来事 + スピーチ例が書かれています。
トリビアのように、過去の出来事が書かれていて、そこからスピーチに結びつけられるように、
スピーチ例が書かれています。

出来事自体も面白いですが、そこからの発展のさせ方が見事です。

残念ながら、この本をそのまま読んでも面白いスピーチをすることはできないでしょう。
なぜなら、文章は短く、ゆっくり読んでも1分程度にしかならないこと。
そして、それ以上に、他の人が書いた一般的な話を、感情をこめて語ることは難しいと思うからです。
私は、話し手に感情が入るから、聞き手の心を打つ話ができると思うので、
人の話をそのまま読むだけでは、面白いスピーチにはならないと思っています。

では、私がこの本を薦める理由が何かというと、
出来事→教訓 と話を展開していく方法を学べるということです。

話に心をこめる為、身近に起こった出来事を話に含めると良いと思います。
ただし、私の経験からすると、身近に起こった出来事から発展させて人に聞いてもらえる話にするには、
訓練が必要。それに、この本を使うと良いと思います。

本を読んでいると、こういう風に話を展開するんだなぁと、感心するところが多くあります。
このような本から、話す力を養ってみてはいかがでしょうか?

例えば、こんな出来事から、スピーチを作れますか???
 ヤンバルクイナが発見された日
 広島から乗り合い自動車が始まった日

→是非、『「今日の出来事」で話す朝礼スピーチ366日』を読んでみて下さい!


編集後記

訓練を行なうことで、身近な話でもおもしろくすることが出来るんですね!
私は大勢の前に出ると緊張してしまうので、この本を読んでスピーチの作り方を勉強したいです。

ちなみにヤンバルクイナとは、沖縄本島を生息域とする固有種で、
翼は退化しているため、ほとんど飛ぶことができない鳥のこと、
広島から乗り合い自動車が始まった日は1905年(明治38年)2月5日だそうです。

次号11月4日の担当は牧野です。お楽しみに!

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