今週のアイロベックス

海洋ドキュメンタリー映画のススメ

2004年に海洋ドキュメンタリー映画である「DEEP BLUE」が
日本で公開されて以来、数年ごとに自然を題材にした
ドキュメンタリー映画が公開されています。
そして今また、「オーシャンズ」という海洋ドキュメンタリー映画が公開されています。

私は「DEEP BLUE」をみてから、自然ドキュメンタリー映画が好きになり
公開されるごとに足を運んでいます。

「DEEP BLUE」を初めて鑑賞し終わったときに思ったことは
「すごい!」の一言でした。

普段映画でどんなに迫力のある映像を見たとしても、
それは人の手で意図的に作られたものであり、
技術の進歩に対する称賛しか生まれません。

しかし「DEEP BLUE」では地球上で現実に起きている映像が
次々とスクリーンに映し出されるのです。
そしてそのすべてが今まで自分が見たことのない映像だったのです。

この世には私の知らないことがまだまだ沢山ある!!

未知との遭遇を体験した後の感動と興奮を今でも覚えています。

そして今回の「オーシャンズ」ですが、
「DEEP BLUE」を超えたと言う宣伝文句が使用されていたので、
期待して観に行きました。

結論から言うと、私には面白くありませんでした。

荒れ狂う海の映像などの見たことのない映像は確かに私の心をつかみました。
しかし、ドキュメンタリー慣れしていたのか、観たことのあるような映像もあり、
もう少し違うものが見たかったという感じがしました。

何より興ざめなのが、非常に説教臭いということです。

他のドキュメンタリーも「地球を守ろう」という類なメッセージは込められているのですが、
それは家に帰ってちょっと考えてみよう程度のものです。
しかし、この映画に関して言うとそれがメインのような扱いとなり、
中盤から後半にかけてメッセージが入ってくるので、
それまでの感動が全くなくなってしまうのです。

製作者の意図は伝わるが、私はそんなものが観たいわけでは無い!
というのが「オーシャンズ」を観た感想です。

昔では簡単に手に入らない情報が今ではネットに繋げばすぐに手に入るようになり、
本当に便利な世の中になったものだと最近はよく思います。

しかし、そんな時代だからこそ、
お金と時間をかけて撮影した簡単には見ることのできない
現実世界の映像に感動を覚えるのではないでしょうか。
自然を題材にしたドキュメンタリーには、そのような感動が詰まっています。

今まで自然ドキュメンタリー映画を観たことが無い人は、
まず、「DEEP BLUE」を見ることをお勧めします。

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5 海の美しさと生命のきびしさ
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