今週のアイロベックス

「おやっ」と思わせる

「あっ!"みなみさん"、親知らず抜いたんですってー?」

私が毎晩通っているジムでコーチに話しかけられました。
元気いっぱいの満面の笑顔です(ジムのコーチはいつも元気)。

「あっ、はい。。。そうなんです。。。良く知ってますねー」
(なんで知ってるんだ?)

人見知りの私(ホント?)は、そのコーチとは、
今まで殆ど 話をしたこともなく、いきなり話しかけられたので少々驚きました。

多分、数日前に別のコーチと雑談していた内容を伝え聞いたのでしょう。
殆ど初対面に近い関係でしたので「みなみさん」と名前を呼ばれると嬉しいものです。

実は、丁度その時期、とあるセミナーに参加したのがキッカケで、
私も「面識のない人を名前で呼んでみる」という
ほんの些細な課題(というか楽しみ)を個人的に持っていました。

仕事上、名刺交換させていただいた方々は勿論ですが、
例えば、飲み屋の店員さんとか。。。タクシー運転手とか。。。
(名札ついてるし。。。)

呼んだからって、どうなる訳でもないんですが、
相手にしてみれば「おやっ」と思うし、やはり嬉しいものですよ。

私は、この「おやっ」と思わせることが、仕事においては大事だと感じています。
ただ単に課題をこなすだけ、言われたことをやるだけ、期待に応えるだけ、
ではなく、期待以上の何かを感じさせたい。

特異なことを常にやるということではありません。
名前を呼ぶなんざ、ほんの些細なことですが、全ての基本はこういうところにある。

そんなことを思っている矢先のことでした。
さすが、顧客満足度No.1 のスポーツクラブだからか、どうかわかりませんが、
その辺りの顧客心理というか、人間関係というか、
良くわかってらっしゃるようで、いつも関心することが多いです。

「おやっ」と思わせるには、まず相手の気持ちが想像できなければなりません。
話をしている聞き手のことを考える。
この記事を読んで下さっている読み手のことを考える。

SEらしく、システム設計に置き換えるならば。。。

システムを利用する人の気持ちを考える。


誰がどんな場面でどのようにそのシステムを使うのか?
出来るだけ具体的なシュチュエーションを思い浮かべる。
想像力を駆使して、シュミレーション出来るようになれば、
その人の「気持ち」も感じ易くなり、よりシンプルで使いやすい、
システムを提供できるはず。。。

。。。というようなことを思いつつ、日々筋トレに励んでいます。

しかし、あの満面の笑顔だけは、とても真似できそうにない。。。

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