今週のアイロベックス

保守を考えたプログラム

今年の3月までとあるシステムの保守をずっと行っていました。

そこで、いくつか障害や仕様変更の対応があったのですが、
その作業を全て一人で行っていて、保守を考えてコーディングする大切さに気づきました。

既に稼動しているシステムを修正するので、
影響範囲などの調査、コーディング、テストという流れで作業を行っていました。
障害であれば、上記に、リカバリー作業が発生する場合もあります。

今までは、コーディングのみ自分で行い、それ以外は上司や先輩が行うことが多かったので、
あまり気付くことはありませんでした。

では、保守を考えてのコーディングとはどういうものなのかというと、
すごく簡単で「可読性を最重視する」ということです。

私もそうなのですが、プログラムが出来るようになると、
意外と凝ったことをしてしまいます。

あまり凝ったことをすると、次にそのプログラムを修正する人は、
そのプログラムの「調査」にどうしても時間が掛かってしまいます。
そう考えると、凝ったプログラムよりも可読性のいいプログラムの方が保守がしやすいのです。

個人的に一番大切なのは、1メソッド1処理という考え方だと思っています。
ごくごく当たり前のことなので、ほとんどのプログラマが思っていることだと思います。

ただ、最近は、1処理も徹底したほうがいいと考えています。
例えば、「更新処理」の中に「データ更新処理」と「論理削除処理」があった場合、
今までは、ともに「更新処理」なので、引数で制御していました。

この場合でも、「更新処理」、「削除処理」とはっきり分けるのがベストだと
今更ながら、そのように考えるようになりました。

上記は、あくまで1例ですが、
保守を経験したことで、コーディングする際に、
いかに次のプログラマが楽に改修できるかを考えるようになりました。

このことは、システムを開発する上で、プログラマにとって一番大切な点だと考えています。

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