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【システム開発】君たち、そんな枝葉の話より、根本の見直しだろ！！

  • 2010年10月25日
  • 前田
  • maeda

タイトルの言葉にピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんが、
某シャンプーのCMのある芸人の台詞です。
よくよく聞くとなかなかに深い言葉です。

今回は、システム開発で忘れてはならない根本について、
少し書いてみたいと思います。

システム開発というと、
やれIT化だ、パソコンだ、プログラムだと、
言葉だけが先行してしまいがちですが、
本来のシステム化とは、何でしょうか？

例えば、それは、「仕組み作り」と訳せるかもしれません。
システム化の目的にも色々とありますが、
例えば、社内業務を効率化するシステムや、
直接お客様に商品を売るためのシステムなどが考えられます。

これらの業務の仕組みを構築していくこと、
それこそが本来のシステム化という意味です。
その中で、より高速でかつ正確なコンピュータの演算能力を活用しようということで、
われわれシステム開発会社の出番があるわけです。

実際に開発の現場にいると、
限られた期間と限られた費用の中で、
いかに費用対効果の高いシステムが作れるかが問われます。
やろうとしていることのすべてができない状況は、
システム開発をしていると当然発生します。
そんなときに、捨てるものと採用するものを取捨選択する局面に直面します。

その場合に、プロジェクト管理の面から、
例えば工数が多くかかるとか、費用が多くかかるとかを考えてしまいがちですが、
そんなときにも、必ず、業務全体の仕組みに目を向けておく必要があります。
そのシステムの中で、
捨ててはならないものは何か、
捨てても仕組みに影響は少ない部分はどこか、
また、捨てられた機能をどのような代替手段で業務の仕組みに組み込むか、
ということを、根本に考えながら要件をまとめていかなくてはいけません。
これらの考えが無ければ、せっかくシステム開発を行っても、
本来の仕組みからかけ離れてしまったり、過不足が顕著になってしまったりと、
狙っていた効果を生み出せないという本末転倒な状態になってしまいます。

SEとして、このシステム開発の本質には何があるのか、
何が枝葉で何が根本かを常に考えて開発できるような、
お客様の心強いパートナーであり続けたいものです。

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