今週のアイロベックス

Windows Azureの検証をしているときに私が思うこと

最近はクラウドという言葉を聞かない日がなくなりました。
そんな私も最近はマイクロソフトのクラウド製品の
ひとつであるWindows Azureの検証を行っています。

Windows Azureは、今までのマイクロソフト製のIT資産を活用できる
というメリットがあります。
また、普通のサーバOSのようにライセンスを買う必要がありません。
そのため今までのように初期費用がネックになることもありません。

もし、サーバの交換の際に
24時間365日の稼働率を求めないアプリケーションがあるのであれば、
それをWindows Azureで動かすというのも、
選択肢のひとつに挙げることは十分に可能だと思います。

ただし、古いアプリケーションであればバージョンアップが必要です。
そのため多少手を入れる必要があり、その後十分な稼働確認が必要となります。

先日も既存のサーバOS環境では動いていた、
とある機能をWindows Azure上で動かしたところエラーが発生しました。

問題は、暗黙の型変換によって引き起こされていました。
暗黙の型変換というものはプログラマなら誰でも知ってしかるべき事項で、
コードを書く際には注意すべき箇所です。
今回のエラーも動作環境が変わったことによって表面化したようでした。

しかし、なぜこのようなコードを書いてしまうのでしょう?
たまたま頭から抜け落ちていたのでしょうか。
それとも時間が無かったから、問題があることは
知ってはいたけど無視してしまったのでしょうか?

どうも私は最近の若いプログラマは、
プログラムが動けばいいと思っている人間が多いような気がしています。
もちろん時間は無限ではないし、納期があるのが仕事です。

しかし書いたコード、作ったプログラムに対して
お金を払っているお客様がいることを常に意識する必要があります。
また、自分の生活はそれでお金を稼いで成り立っていることを
意識するべきでしょう。
更に言えば、それで自分が他人から評価されることを
もっと真剣に考えるべきでしょう。

そのような考えが無いのではないかと思ってしまいます。

個人的な意見を言えば、プログラマは職人であるべきなのです。
仮に上に書いたことを全く意識していなかったとしても、
自分が作るものに誇りを持ってほしい。

そんなことを考えながら私はWindows Azureの検証を続けています。

最新の記事

バックナンバー

株式会社アイロベックス
TEL : 03-6892-2526
システム開発や、その他アイロベックスへのお問い合わせこちらから
ページのトップ