今週のアイロベックス

毎日10分ふり返り

皆さんは、毎日、その日をふり返る時間を確保していますか?

最近、「ふり返る」ことが大切だなと実感しています。

プログラムを組んでいると時々あるのですが、
同じようなことで困った記憶はあっても、
いつ、どのプロジェクトのシステムだったかがすぐに思い出せないことがあります。

先日、私がそのような状況になった際、以下の順序で思い出しました。

1) プログラムに関することだったので、同じ言語のシステムに絞り込む。
2) 同じような処理を行っているシステムに絞り込む。
3) いつ頃、どんな状況でのことだったかを考える。

ポイントは、3) にあると考えています。

というのも、思い出すために役立ったのが、

「そういえば、この問題で悩んでいたときは、まだオフィスの座席があそこだった」
「帰りの電車で、あの本を読みながら、悩んだな」

という記憶でした。

その記憶もあわせて、無事、該当のシステムとプログラムを特定することができました。

何故、悩んでいた時の座席や、当時読んでいた本を思い出せたかを考えてみると、
ほぼ無意識ではありますが、私は帰宅中と入浴中に、
一日のふり返りを行っていることに思い当たりました。

ふり返っているときは、仕事のことだけではなく、
読んだ本や、見たテレビ番組の感想、
上司や友達と話した内容等々も一緒にふり返っています。
そうすることで、その日の情報が、関連づけられているのだと思います。

人間は、感情を伴う記憶の方が、長く記憶していられるらしいので、
この関連付けが、意外と大事なのではないかと感じています。

もちろん、手帳に書いたり、記録をつけることができれば、もっと役立つと思いますが、
帰宅中や入浴中の時間を利用すれば、時間を有効に活用できますし、
短時間で情報の取捨選択や、考えをまとめる練習にもなるのではないでしょうか。
特に最近では、ふり返りに加えて、分析もするようにしています。

この方法は、私にとっては役立つ記憶方法ですが、
人によって違うと思いますので、自分にあった方法を探してみてください。

年の瀬も押し迫り、今年ももうあとわずかです。

まずは、ゆっくり今年のことをふり返ってみてはいかがでしょうか。
年末の一年をふり返る内容のテレビ番組でも見ながら、自分をふり返れば、
今年のできごとと関連付けて、記憶できるかもしれませんね。

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