今週のアイロベックス

産休・育休を終えて

みなさん、こんにちは。

私は、2009年の8月末から産休を頂いており、
今年4月にアイロベックスに復帰しました。
事務所の引っ越しや、新しく入社してきた方、
アイロベックスも私が休んでいた一年半で色々変化したように感じます。

さて、私が取得した産休(産前産後の休暇)、育休(育児休業)というシステム。
皆さんは聞いたことがあると思いますが、その内容はご存じでしょうか?

まず、産休です。
これは、出産前6週間以内で会社に申請することにより休暇を取ることができ、
更に出産後は申請の有無に関わらず、出産日から8週間の休暇をとることが
できるという制度になります。

ちなみに、産前の休暇は本人が休業しなくてもいいと思えば、
分娩直前まで就業が可能です。
ただ、この場合職場で産気づいたりする可能性があるのでちょっと怖いですね。
私は、この期間をベビー用品を買ったりするといった準備の時間として使いました。
逆に、分娩日の翌日から数えて8週間は基本的に就業することができません。
産後6週間を経過した場合は本人の希望があれば就業させても構いませんが
6週間が経過するまでは、本人が希望しても仕事をしてはいけないという決まりがあります。

この期間はお給料は出ませんが、
健康保険に加入して、産後も加入していれば「出産手当金」が支給されます。
原則として産前42日、産後56日に給料の3分の2が支給されます。
更に、「出産育児一時金」「出産育児付加金」も受け取ることができます。
これも妊娠4か月以上で出産すると、加入している健康保険によって金額は
異なるかもしれませんが、一人につき42万円と「出産育児付加金」の9万円の
計51万円をもらうことができます。
しかし、私が出産したところは出産費用が値上げし
最低価格が60万円になったと聞きました。
仮に、もしも大部屋が満室で個室などになったときなど、
費用が加算された場合を考えると、やっぱり出産費用って結構かかりますね。

次に、育休です。
育児休業というのは育児休業を希望する社員であって、1歳に満たない子と同居し、
養育する社員はその期間お休みできるという制度です。
保育園などに入園希望しているけれど入所することができない、
といった事情のある場合は、1歳6ヶ月まで延長することができます。
会社によっては、3年など独自で期間が長いところもあるそうです。
育休期間中は、産休と同じくお給料は出ません。
その代わり、育休中には、雇用保険に加入していて育児休業前2年間に
11日以上働いた月が12か月以上ある人に
「育児休業基本給付金」と「育児休業者職場復帰給付金」が給付されます。
「育児休業基本給付金」は、賃金の30%相当額が支給され2ヶ月ごとに振込されます。
「育児休業者職場復帰給付金」は、育児休業後に職場復帰して6ヶ月後に
休業前賃金の20%相当額がもらえるというものです。

しかし、これは改定になったようで
平成22年4月1日以降に育休をとる人は、職場復帰給付金が廃止になり
育児休業基本給付金に1本化されて、休業前のお給料の50%相当額が
子供が1歳になるまで給付されるようになったそうです。

また、「ママパパ育休プラス」という制度も追加されました。
母親の育児休暇取得は当たり前になっている中、
父親の育児休暇の取得は1.23%とまだ少ないままです。
男性が家事や子育てに費やす時間は、平均で1日1時間程度。
そのうち子育て時間は30分程度だそうです。

「ママパパ育休プラス」は、母親と父親がともに育児休業を取得する場合、
取得できる期間を「子どもが1歳2か月に達するまで」に延長する制度です。
これは、育児休暇を1歳の誕生日前日までは母親が取得し、
1歳の誕生日からは父親が取得することで、
期間が1歳2ヶ月まで延長されるというものです。
また、産後8週間以内に父親が1回目の育児休業を取得した場合は、
1歳2ヶ月まで再度取得することが可能になりました。
つまり父親に関しては、2回育児休暇を取得することができるようになったそうです。

制度としては素晴らしいものだと思いますが、
男性が育児休暇を取るといったことが浸透していくのは、
まだまだ時間が掛かるのではないか、と感じています。
例えば、女子社員が出産間近のときには、
「育児休暇はいつまで?」と聞かれることは多いと思います。
逆に、男性社員が妻が出産間近ですと言った時には、
「予定日はいつ?」くらいしか聞かれないと思います。
「育児休暇はいつまで?」とは、男性社員には恐らく聞かないでしょう。

独身の時にはあまり気が付かなかった、
電車の中で見かける妊婦さんや赤ちゃん、
階段でベビーカーと赤ちゃんを一人で運ぶお母さん。
自分が当事者になって気が付く事がたくさんありました。
そんな中、自分が妊娠中に席を譲ってくれた方や、
ベビーカーを運ぶのを手伝ってくれた男性、
職場復帰して温かく迎えてくれたアイロベックスの社員の方々。
この場をお借りして、感謝の気持ちを伝えたいと思います。

また、自分自身も相手の気持ちを理解し、
男性でも育休のとりやすい社会への雰囲気にしていけたらと思います。

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